「あれはなんだ!?」
夜空を昼間のように明るく照らしながら降ってくる大火球。

それは見るうちにいくつかの破片をまき散らす。大気圏突入の摩擦で部品が剥離しているのだ。
しかし、その本体はまだ明るく、大きい。
そして、それはそのまま都市の方へと燃え尽きないまま落下していった。

ドオオオオン!

腹に響くような重低音が、閃光のあとに聞こえてきた。

都市の中心部から煙があがった、と思うと、炎がそれに続いた・・・

というような事態にはなりませんでしたね。

ロシアの火星探査機が落ちたのはチリ沖の海上でした。


海の上、というのは港の近くでもなければガラガラです。ボートで海に出るとわかるのですが、本当に通りかかる船は少ないのです。

あまりに自由すぎてこわくなるほどです。

これがホルムズ海峡のように狭くて船の交通量が多い場所なら、また話は別だったでしょうけどね。


次は何が落ちてくるでしょうか?