巨大な波を利用して、ブイの上下で発電する波力発電の試験がハワイ沖で始まるようです。


高さ16メートル、直径14メートルの大きなブイを海に設置し、波によってブイが上下する点を利用する。発電した電気は、海底ケーブルを通じて送電する。ひとつのブイで住宅20─25軒が利用できる40キロワットが発電できるというもの。


巨大なブイをいくつも並べることで、それなりの規模の電力をまかなうことはできそうです。


アメリカのオレゴン州ではさらに効率のよいブイによる設置を検討しているようで、そのブイでは100メガワットの電力を得られるとのこと。


波は太陽光発電と違って夜でも発電できるメリットがあります。


設置場所に制限はありますが、沿岸部の都市には有効でしょう。島嶼部などでは重宝しそうです。


石油燃料にただちにとって変わるものではないでしょうが、これから増えて行くことが予想されます。


沿岸部に並ぶ巨大なブイ・・・が近未来の海でおなじみの光景になるのでしょうか。


沿岸は航行する船も多いので、規模によっては邪魔になるかも・・・w



こわいのは、津波や高潮です。


ブイの索が切れて漂いだしたら、恐ろしいことになるでしょう。テロリスト(シー・シェパードの連中も)には

いい標的になるのかもしれません。



波力発電が急速に普及した場合、今度は海の利権争奪が激しくなることも予想されます。

海のない国は、海にせっする国と契約して電力を得る、という構図は化石燃料とかわらないのです。


また、これによって太平洋の諸島国が力を持つかもしれません。

もっとも、化石燃料と違って、持ち運びの概念は電池、ということになるかもしれないですね。

それとも大洋から各国への配電ラインが整備されるのでしょうか?


いずれにしても注目しておきたい技術です。

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2010.02.25 Web posted at: 20:51 JST Updated - CNN
サイエンス

注目される波力発電、巨大な波のハワイで試行 米企業

http://www.cnn.co.jp/science/CNN201002250029.html


(CNN) 化石燃料に代わるエネルギーとして、「波」が注目されている。波力発電装置を開発する米国のオーシャン・パワー・テクノロジーズ(OPT)は現在、米海軍の支援を受け、巨大な波で知られるハワイ諸島沿岸で、試験的な発電を実施、実用化を目指している。



OPTが進める波力発電の仕組みは、高さ16メートル、直径14メートルの大きなブイを海に設置し、波によってブイが上下する点を利用する。発電した電気は、海底ケーブルを通じて送電する。ひとつのブイで住宅20─25軒が利用できる40キロワットが発電できるという。



同社のチャールズ・ダンリービー最高経営責任者(CEO)はこの発電方法について、「夜になると沈む太陽とは違い、波は一日中あるため、途切れることなく継続的に発電できる。さらに、陸地に近い場所に設置できるため、多くの人々が暮らしている沿岸部に簡単に送電できる」と、利点を説明している。



OPTは現在、米国西部のオレゴン州で、さらに発電効力の良いブイを試験的に設置する計画を立てている。新しいブイでは、100メガワットの電力を供給できるという。



米地質調査所(USGS)によると、全世界の発電量のうち水力発電量は19%を占めている。しかし、そのほとんどが人工ダムを利用した発電で、波力発電はほとんどないが、実用化が進めばその割合が高くなると期待されている。