9月29日ウエスタン・リーグ最終戦、対オリックス。場所は鳴尾浜球場。
3番捕手でスタメンの城島健司。
城島最後の雄姿を見ようと多くの阪神ファンが詰めかけていた。
1イニング限定マスクに1打席限定の打席となった。
やはり城島という男は捕手姿が良く似合う。肘が悪いのにも関わらず膝をついたままノーバウンドで二塁に送球して強肩ぶりを披露した。城島は「野球人の血が騒いで投げた結果、激痛です…。」と言っていたが、城島の強肩は本当に惚れ惚れさせられた。
打席では勝負強さをみせてセンターへのタイムリーヒットで最後の打席を終えた。
藤川が先頭に立って城島を試合中ながら胴上げをし7度宙を舞った。
引退試合を終えて受けたインタビューでも最後の最後まで城島らしさ全開。本当に寂しく、阪神ファンとしても怪我に苦しみ引退しなくてはいけない事に悔しい思いが込み上げる。
試合に賭ける情熱、チームへの思い、ファンを愛する明るく無邪気な男気と美学を持った野球小僧。佐世保から来た城島健司を忘れない。
勇気と感動、夢と時に笑いをくれて本当にありがとうございました。
これからはゆっくり家族サービスと大好きな釣りを楽しんでください。
近い将来またユニフォームを着て甲子園に帰ってくる事を期待している。
18年間本当にお疲れ様でした。