2つのアウトと失敗したままの消極さ。 | 福島虎党の虎生活

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ヤクルトはヒット4本2得点。

阪神はというとヒット8本無得点の13残塁。今季20度目の完封負け。

いつもの事だがチャンスを作りながらあと1本が出ない。ただチャンスは多く作れた、あと1本が出るか出ないかは紙一重な部分もあるが、この状況を克服しない限り未来はない。あと1本を打てる選手、核となる選手を獲得して頼る手もあるが、それは一時的なもので持続性はないだろう。この問題は現有戦力がしっかり自分の課題に取り組み克服しなくてはならない。


昨日の試合の先発メッセンジャーは良い投球をしていた。藤井もベテランらしく巧みなリードでメッセンジャーを引っ張った。ただ4,5,6回と連続で先頭を出したのは次回への課題となった。その6回に2アウト1,2塁から川端に対し、簡単に工夫のなかったアウトコースへのストレートで勝負にいき、タイムリーを打たれて先制を許してしまった。


8回にはメッセンジャーの後を受けた鶴がエラーから先頭に出塁を許し、バントとヒットで1アウト1,3塁から犠牲フライを打たれて簡単に追加点を許した。

懸命にやってのミスとはいえ、1点を争う投手戦でのエラーは失点に繋がり易い大きなミスになるだけに極力避けたい。たとえミスが起きてもピッチャーが後続を抑えて点を与えない。他の野手が守りきる。チーム全体でフォローし合う事でチーム内の信頼関係が深まっていく。


昨日のヤクルトには攻撃に明確な意図が感じられた。ランナーを確実に得点圏に進め、1点を固く堅実に取りに行く。少ない点数で勝つという考えが有ったからこそ守備でも気を抜かない堅実な守備をしていた。


4番良太が3度の得点機で打てなかったとはいえ、思い切り良く勝負できていたし今の良太はこれで良いと思う。反省するべき点、今後の課題が彼をさらに成長させてくれる。

阪神としてのポイントは序盤にあったと思う。


初回のヤクルト先発ロマンは空回りしていた。先頭上本に初球を二塁打され、大和のバントで1アウト3塁。なんであそこで大和に送りバントなんだという人もいるだろうが、昨日のメッセンジャーの立ち上がりの出来、ロマンのここ最近の投球内容からしたら先制点取る意味合いはものすごく大きかっただけに、あの堅実なバントは間違ってはいなかった。現にヤクルト内野陣は初回にも関わらず前進守備を牽き、プレッシャーを感じたロマンは2者連続四球で満塁。

この後の2つのアウトが良くなかった。

マートンは初球のスライダーを打っての弱いファーストライナー。

簡単に初球を打ちにいく何とも淡泊なバッティングでロマンを助けてしまい。

続くブラゼルは2ボールから3球連続空振りの三振。ブラゼルに投じた5球はすべてストレート。真っ向勝負をしてきただけに簡単に三振はして欲しくなかった。

簡単に与えたマートンのアウト、簡単に三振してしまったブラゼル。

この二つのアウトでロマンは本来の落ち着くとピッチングを取り戻してしまった。

3回先頭の上本が2打席連続安打で出塁すると大和が送りバントを決められず、ヒッティングで一ゴロでランナーが入れ替わり大和が1塁に残ったのだが、そのまま後続が続かずに無得点。

バントを決めるのは口で言うほど簡単なものではない。昨日もバント失敗をしてしまった事は深く反省しなくてはいけないが、大和には1塁に残った以上は失敗を取り戻す為にも盗塁を仕掛けて欲しかった。あのまま後続が繋いでくれるのを待つのは消極的過ぎたし、失敗したままにしてしまったのはヤクルトを助けるだけだった。


簡単に与えた2アウト。失敗したままにした消極さが勝ちを掴めなかった要因だった。