おはようございます。
北習志野えんどう内科院長のえんどうです。
久しぶりの投稿です。
というのも、新型コロナワクチンの有効性についてのデータが発表されたのでシェアをしたいと思います。
横浜市立大学の研究チームが
ファイザー製新型コロナウイルスワクチンが
従来株のほか流行中のさまざまな変異株に対しても中和抗体の産生を誘導。
効果が期待できることを明らかにしました
主な結果は以下のとおりです。
未感染者でワクチンを2回接種した人のうち、
99%の人が従来株に対して中和抗体を保有していました
また、
流行中のN501Y変異を有する3つのウイルス株
(英国、南アフリカ、ブラジルで初めて確認された株)に対しても
90〜94%の人が中和抗体を有していたそうです。
以下に、1回接種と2回接種をされた方の抗体保有率の有意差を載せておきます。
こんなに差があるとは正直驚きました・・
従来株
[1回目接種後の陽性割合:57%、2回目接種後の陽性割合:99%]、
南アフリカ株[同:21%、同:90%]、
ブラジル株[同:16%、同:94%]、
カルフォルニア株[同:39%、同:97%]、
ニューヨーク株[同:55%、同:98%]
現在懸念されているインド由来の株に対しても、
中和抗体の陽性率が低下するような傾向は見られなかったそうです(同:37%、同:97%)
未感染者において、計8株すべてが中和抗体陽性であった人は、全体の89%にも及ぶそうです。
ここでの大切なポイントは、
中和抗体の上がり方については個人差が見られたということ。
特に1回接種のみでは、
変異株に 対して中和抗体が産生されない人が多く存在していたということです。
つまり、
ワクチンを打つなら原則は2回接種が望ましいといえます。
参考にしてください(^^)
北習志野えんどう内科