そんなこんなで、俺にとっての別荘づくりとそこでの活動は、フィットネスと、建築を学ぶ機会になった感じであり、子供らにとってはモノづくりの凄さや楽しさ、チームワークとリーダーシップ、水泳、自然の力みたいなものをどっぷり体験で知る機会となった。リーダーシップとは、難しいものだ。ときに、上から目線の勘違いが起きていたり、本人がそれに気づかないでいると周囲から敬遠されることも起こる。モノづくりにおけるチームのリーダーは、自分の役割を考えながら相手の仕事にも気を配ることで、いかに良い循環を生み出せるかにかかっている。その循環によってチームが快適になり、かつ良い結果を出すことで誇りを持てれば、周囲がそれと認めるようになるという感じではないだろうか。自分がリーダーだと思いこんでいるうちはきっとダメだな。思い込みではなく、自覚した上での態度と周囲の評価でそれかどうかは決まる。そんなことを、子供らと一緒に動きながら考えるいい機会だった。

 

さて、別荘はかれこれ築10年となった。藪は畑になり、なんだか知らないが豆が良く育つので、そら豆やら絹さややら、をよく収穫している。あとは茄子と胡瓜くらいだが、その土づくりに毎年、わざとツルハシを使って耕しているから、まだまだ筋肉は衰えない。一緒にワイワイやった息子らは、上は米国留学中。休学中の千葉大に戻ってくる気配はないので、まだまだ金がかかる。下はいよいよ高3。別荘を売って、(いくらになるかわからないが笑)留学資金にでも当てよかね。少し値段が付いたら、イクメンのための素晴らしい舞台は、子供らの将来のために最後まで貢献してくれた別荘ということになるな。

 

レタスも豆も大量にとれるようになった別荘の畑。夏は最低月二回は草刈と収穫に通わねば。楽しいが、年を取ってくると体力的にこたえてきますな(笑)