2019年12月18日
栄養指導 T山さん
あらかじめ5分前頃までにご来室ください。
尚、都合により予約日に出席できない方は、栄養科までご連絡ください。
胃切除後の食について
胃はほとんどの栄養素の直接的な吸収には関与していませんが、唾液を混ぜた食物がかくはんされ胃の出口から徐々に十二指腸へ移動するというダムの役目を果たしています。
術後は、この働きが欠如あるいは低下するため、食べ物が胃に
いったん蓄えられず、一度にとれる食事量が少なくなり、栄養不足に陥りやすくなります。
しかし、術後の回復のためには充分な栄養を積極的に補給する必要があります。
胃切除後の食事療法の基本は次のとおりです。
食べ方の注意点
①胃の果たしていた役目を少しでも補う為、ゆっくり時間をかけよく噛んで食べましょう。(流動物でも噛むようにして少しづつ飲み込むことが大切です。)
②1回に食べる量を少なくして数回(5~6回に分けて食べるようにする。
③胃酸という自然の殺菌剤が欠如する為、生ものをとる時は注意が必要。
各食品の選び方
穀類
・御飯 やわらかめ 100グラム(一回量)
・粥 150グラム(一回量)
・五分粥 150グラム(一回量)
・パン粥 150グラム(一回量)
・芋類(ジャガイモ、甘藷、里芋等は柔らかく煮て適量
果物(実)間食としてもちいるといいでしょう。
・リンゴ皮なし 中2/3個位(1日量)
・バナナ 1本位(1日量)
・メロン 1/4個位(プリンスの大きさで)
・イチゴ 適量
・ぶどう(種なし) 適量
・缶詰(桃、みかん) 100グラム位
乳製品
乳酸品は消化吸収も良く、カルシウムを補給するために適した食品です。
1日に牛乳を2本分400CC位飲むとよいでしょう。
(冷たいのを飲むより、温めるか噛むようにしてゆっくり飲むとよいでしょう。
又、牛乳1本分を下記のような物で代用するのもよいでしょう。
①牛乳1本+ヨーグルト1個
②牛乳1本+ジョア1本
③牛乳1本+ヤクルト
④牛乳1本+チーズ1切
調味料
塩、醤油、砂糖、味噌、酢等は適量使用してください。
香辛料類は、刺激の強い物は控えましょう。
油脂類
植物油、バター、マーガリン、マヨネーズ等、適量使用してください。
揚げ物料理は控えめにしましょう。
タンパク質のおかず
下記の物より毎食1~2品選んでとりましょう。
・肉類、ササミ、鶏肉(皮なし)、鶏挽(脂少ない所、レバー等)
・魚介類、白身魚(タラ、タイ、アジ、カレイ、サワラ等脂の少ない物)
・練り製品(ハンペン、姫竹輪、白かまぼこ、なると等)
・貝類(カキ)
・卵、半熟卵、おとし卵、卵豆腐、卵焼き、炒り卵、茶碗蒸し等)
・大豆製品(豆腐、凍豆腐)
★避けたい物
豚・牛のレバー、バラ、鶏肉の皮部分、もつ類、ウインナー、ソーセージ、ハム、肉汁エキス、ウナギ、スジコ、イクラ、数の子、タコ、イカ、貝類、大豆
野菜類
繊維の少ないものを良く加熱して柔らかくしてから用いましょう。
大根、人参、南瓜、白菜、ほうれん草、小松菜、玉葱、もやし、インゲン、冬瓜その他
★避けたい物
ごぼう、セロリ、生姜、切り干し大根、タケノコ、とうもろこし、レンコン等硬くて繊維が多いもの
海藻・キノコ・コンニャク類控えましょう。
昆布、ひじき、エノキ、コンニャク、5回食にする場合は朝・昼・夕の食事以外2回間食を10時、15時頃にとるとよいでしょう。
とり方のポイントは3回の主食量を半分位に減らし、間食として乳製品や果物、その他おやつをとると良いでしょう。
おやつのとり方の例
10時 牛乳・サンドイッチ ジョア・フレンチトースト プレーンヨーグルト・チーズ
15時 カステラ・フルーツ フルーツ・プリン 卵粥・フルーツ
食事療法を進めていく上で大切な点は
バランスのとれた食事(毎食必ず主食、タンパク質のおかず野菜類をとる)
とゆったりした気持ちで時間をかけ、良く噛んで食べることです。
上記以外の食品でも、徐々にいろいろなものを食べならしていきましょう。
ジョア・ヨーグルトは食べない、嫌な物が多くて困る。