「ドリーマーズ・ハイ」

(みらいいろ:記憶回路)


(七)

その後、リュウと連絡を取って、会う約束をした。

たぶん、リュウが一番カナデを気にかけてると思った。

他の四人だって、もちろん心配はしてるだろう。

リュウは世話好きだった。

困ってる奴が居たら、放っておけないところがある。

案の定、リュウは頻繁に、カナデの家へと足を運んでいた。

リュウの話では、あれでもカナデは、だいぶ良くなった方らしい。

「普通に笑えるようになってきたんだ。最近だと、よくギターを聴かせてくれる。」

そう言うリュウの横顔には、安堵と不安が入り交じっていた。