先日より修理しているα907ですが、回路図が無いので修理が難航してる。

当初はα907MRXと回路図が似ていると思い込んでいたのですが、基板上を見てみるとプロテクト回路が入手した回路図よりも豪華です。

 

 

 

類似機種を探したところX-901が見つかりしました。このアンプに採用されている回路のようにトランジスタの4石の回路も付いていそうな感じです。

 

 

これ、バイアスが一定以上に掛かった時にもプロテクターONするようになっているのかな??

確かサンスイのα系のアンプって低インピーダンスに弱かったはずなのでそうなった時用の過電流保護用??

 

そんな訳で、前回に引き続いてパワーブロックのプロテクト回路部分に繋がる点で34Vが出力されてしまう問題の解析です。

 

 

 

壊れていないはずのトランジスタが壊れてるっぽいふるまいするので、もう全数作戦で!!

プロテクト回路と書かれていて線に囲まれている部分のトランジスタ系のチェックから入りましたが、全て問題なし、、、

抵抗も取り付けたまま簡単にチェック(できないところは取り外してチェック)しましたが、抵抗値に増減ありませんでした。

弄っては調べ触っては調べをして、ここまでで半日作業。

 

ここまで、やって諦めようと思ってたのですが、前回の記事にアドバイス頂いたとりあえずトランジスタを交換してみる案を最後に試してみることにしました。

 

 

チェッカーで測定したところトランジスタは特に問題無さそうだが、、、

 

 

一応、プロテクト回路に掛かるトランジスタ2個を交換した。

 

ついでに、このトランジスタの回路には極性アリのコンデンサ2個で両極性のコンデンサを構築されていて、ここも壊れやすいと聞いていた気がするので交換。

 

なんと、34V出力されていた部分が0V(正常動作)に戻ったのです。

 

うんんん、、、

トランジスタチェッカーで問題なかったので腑に落ちないが、チェッカーだと微弱電流でしか測定できないので、アンプのような高電圧で使用したときにリークが起きてたりするのだろうか、、、

このQ34のトランジスタだけ妙に加熱されたっぽくなってたのですよね、、、

 

 

ついでに、取り外したコンデンサもチェックしてみましたが、容量、そして劣化度の目安になるD値共に新品と変わらない程度です。

 

 

まあ、治ってよかったか!!

でも、素子本当に故障してたのかなと微妙に腑に落ちない感じw

 

とりあえず、両ブロックの0V調整とバイアス調整だけやってオシロスコープで波形を見てみました。

BTLアンプは両チャンネル接続したら壊れちゃうので片チャンネルづつね!!

正常に動作している感じです!!

 

プリ部も調整したいが、ここで実家帰省タイム終了!!

また、戻ったタイミングで完璧に調整して音聞きたいな~

 

これまでリンフィールドの部屋で使ってた、α707iやα707extraと比べたら907シリーズはどんな音になるのか地味に気になってるw

 

~おまけ~

横浜の花火大会見に行ってきた~

なかなかエモいので動画で是非www