A級アンプを作るつもりがトランジスタの選別で沼ってるendlessprojectです。

前回、紹介したこの方法についてもう少し研究していきたいと思います。

 

前回、比熱の小さい小型トランジスタは温度上昇しやすくhfeの値変動が大きいことがわかったので今回の測定では値をグッと下げてみました。

 

メーカーが公表しているデータシートを見るとコレクタ電流が-10mA~-100mAの間はほぼリニアであることがわかるのでIC=-10mAとして測定を行います。

VCEも少し条件を甘くして-10Vに下げました。

 

 

ここまで条件を下げると数十秒置いても値変動も小さいぞ!!

これはいけると確信をもって測定に挑みました。

 

上記の条件で7つのトランジスタについて測定を実施。

 

結果:そう甘くはなかった。

 

大きいところでは3近くhfeの値が異なります。

 

作図するともっとわかりやすい。

 

コレクタ電流を10mAまで絞るとベース電流は50μA近く小さい値となります。ここまで小さい電流になるとトランジスタ測定用のコネクタの接触抵抗が測定毎に変わってしまっているのではないかと考えました。

コネクタの抜き差しによる接触抵抗の差もきになるところだけど4端子で測定できるマルチメータを持ってないので無理かも><

 

でも、仮に接触抵抗が原因だったとしてもhfeが3程度も違うトランジスタもあれば3回の測定でほぼ誤差のないものもあるのが不思議なのです。

 

完全沼ってます。><