以前からやろうと思いつつ、放置してました。
3Dプリンターってとことん細かく設定しようと思ったら調整箇所100か所以上はある素人殺し仕様だったりします。(笑)
でも、正直なところ細かい設定よりかプリンター側の精度による部分が大きいです。
造形方式にも依存しますし、一番大きいのはプリンタ本体の値段ですね。(笑)
今回は調整の中で最も基礎的なヘッドの温度調整を試してみます。
3Dプリンタのベンチマークでは有名なこちらのモデルを使いました。
これは、プリンターヘッドの温度を180度~240度まで5度刻みに13段階に変更することで上手く印刷できる温度を探すというベンチマークです。
モデルはこちらからダウンロードしましたが、プリンター側の設定は自分でしないといけません。
g-codeを書き換えていきます。
一層目は台座を含めて9.5mmですので、9.5mmで温度が切り替わるように設定します。
2層目からは7mmおきに温度を5度づつ変更していきます。
赤ラインを引いた部分を変更します。
そして、今回は13回温度を変更するので、切り替わる点の12回温度変更するように設定していきます。
下層部から温度を下げる方式としているのは、ヘッド温度は上げるより下げる方が容易であるからです。
そして、g-codeとして書き出して印刷です。
このとき、真ん中の線状の部分はフィラメントの糸引きを見る部分となりますので、サポート材は付けません。
意外と上手く行ってて草
通常はこの真ん中の部分が支持できず糸引きのようになるのが普通なのです。
このように綺麗に出来ているケースは極めて稀です。
というか、何故うまくいったんだ??
思わず設定が上手く出来ているか確認したほどです。
しかし、温度はしっかり可変しながら印刷できているので、g-codeはしっかり設定できていると思います。
自分が所有しているようなFDM方式の3Dプリンターはアイスクリームのように上に樹脂を重ねる方式であるので通常は空洞部分に造形できないのです。
まあ、ベンチマーク結果を見てみましょう。
このとき、確認するのは2点
・縦方向の積層面のクオリティー、文字の潰れ具合。
・真ん中の板部分の糸引き
今回の場合ですと210度付近が良いかな。
おまけ
最近、日本企業様が3Dプリンター専用の精密ノズルを開発されました。
従来のFDM式3Dプリンタのノズルは最小で0.3mmしかなかったのですが、こちらはヘッド口径が0.1mmとより高精度な印刷を目指せるヘッドなのです。
というのも、FDM方式は先ほど説明したように上に積み重ねていくような方法で造形するので、縦方向でアーチのようなものを作成するとどうしても積層する厚み分アーチの断面が荒くなってしまいます。
しかし、紹介したような精密ノズルで積層する厚みを薄く積み重ねていけば綺麗にできるよねというものです。
オーディオでいうところのビット数が多くなるほど音質良くなるみたいなイメージです。
また、3Dプリンターは過渡期にあるので精密なノズルを入手するのがとても難しかったのです。
自分も先日中華製のノズルを購入しましたが、10個入って1000円
しかし、目視で判るレベルにノズル口径がバラバラ!!
要するに精密に加工することが難しいからこの中から0.4mmのノズルを選べってことなのでしょうね。
そう考えると精密なノズルが入手できるようになったのは3Dプリンター界の革命です。
ここまで、魅力に取りつかれたほどなので自分も購入しようと思ったけど、自分のプリンターはそもそも性能面での不利を抱えてるのであまり買う意味ないのかな~
近いうちにプリンターを増設したいと思いつつ、そろそろCNCマシンの本格稼働に向け勉強した方が良いかなと考えてるendlessでした。
穴あけなどは比較的に行えますが、曲面を造形しようと思うとなかなか難しい。
本屋さん行ったらそんな本が置いてありました。
CNCにはCNCに最適化されているような図面があるみたいですね。
でも、良い3Dプリンター欲しいな、、、
3Dプリンターの面白いところは分担作業で進化していく過程を見れるところにあります。
例えば
・精密に加工するのが得意→精密ヘッドを作成(今回紹介した例)
・流体解析が得意→3Dプリンタ内に発生する気流を解析し3Dプリントに最適な印刷方法を提案
・材料物性が得意→3Dプリンター用フィラメントの開発、3Dプリントが上手く行かない例を化学的に解析
などなど
発展途上の分野であるからこそ皆さん自分の得意分野を活かして「綺麗な造形」というスローガンを基に活躍されているのが面白いですね。







