そういえば、貸し出していたendlessの自作アンプ返却と同時に貸し出し頂いたモノがありました。

「ぺるけ式ヘッドホンアンプ」です。

 

 

ぺるけさんのアンプは以前から気になっていました。

トランジスタから始まり、真空管アンプの自作もされるようです。

しかも、自作に必要な部品を時には選別して頒布されている自作派の鏡みたいな方ですね。

 

やっぱり、自作アンプは見た目より中身から^^

早速、蓋を開けて見ていきます。

 

 

こちら、ヘッドホンアンプ以外にもDACの機能も盛り込んだアンプのようです。

赤の基板が肝心の「ぺるけ式アンプ」、緑がDACです。

 

そして、自作派として気になるのが部品。こちらは、抵抗なんかも赤のオーディオ品を使うなど拘っていますね~

また、随所にコンデンサを無理やりパラっったりと苦労の跡も垣間見れます。

 

 

では、早速試聴!!

 

っといきたかったのですが、この展開は予想していなかったので下宿先にUSB-Dコンバータを忘れてきたことに気が付きました。

これじゃ試聴できないじゃん!!

 

貸し出してもらったのに試聴せずに返却するのも申し訳ないなと思っていた矢先、ソニーCDP-337ESDに目が行きました。

こいつには同軸出力があります。

 

 

また、ヘッドホン端子も備えているので自作ヘッドフォンアンプとの聴き比べも出来そうです。

 

 

早速、試聴

なんだろう??

自作ヘッドフォンアンプとCDPの出力を交互に入れ替えて聴いていますが、自作ヘッドフォンアンプの方が音の解像度が少なくなったように感じます。しかも、ボーカルモノはボーカルが一歩引いてバック演奏が目立ってしまうような感じです。でも、バック演奏は自作ヘッドフォンアンプ通した方が綺麗に聞こえますけどね。

 

でも、聴き比べるほど、ネガティブな感想ばかりが出てくる、、、

 

そういえば、製作者様が同軸ケーブルにノイズ対策をしたらいい音になったと仰っていました。

これが、実際のケーブル

 

 

茶色のドーナッツ型のコアと黒のコアでノイズを遮断しているようです。

確かに、この茶色のコアは電波のような高い帯域を扱う「アマチュア無線」でも多用されているので効果はありそう。

でも、アマチュア無線の場合はアンテナからきたケーブルの受信機へ接続するコネクタの直前にコアを入れていたことを思い出しました。

endlessが上で試聴したときに接続していた図

 

 

ふと、考えました。

もしかして、ケーブルの方向変えたらいけるんじゃね??

 

予感的中~

音の解像度面でかなり向上しました。

 

同じ数のフィルターしか使っていないのに後者の接続にした方が圧倒的にいい!!

 

にわかにも信じられませんが、オーディオってこんなこともあるのでしょうかね。

 

さて、改めて感想を書いてみると

 

大まかな音質傾向としては、CDP直挿しと比較して低域があっさりした感じ

(多分、低域寄りで聴きやすく音作りされているのはソニーの音作り)

 

低域が少なくなった分、楽器一本一本の輪郭がはっきりと主張して全体的な解像度が上がりました。

 

ただ、もう少し低域がゆったり出てくれたらendless好きなアンプになるかもです。^ ^

 

また、今回はシュアーSRH-440というモニターヘッドフォンで試聴したので、他のヘッドホンとでは異なる結果が得られるかもですね。

 

アドバイス??

電源トランス大好きendlessとしてはトロイダルコアを積んでぺるけさんのアンプの電源のレギュレーション上げてあげたいとか思ったりします。^ ^