シキの全長は3メートルほど。翼を広げるとそれ以上かもしれない。
顔は鷲のようで、翼のほかに腕があり足もある。
鳥人というのがふさわしいかもしれない。
色は緑色で、羽が鮮やかだった。
「いっぱつで終わらせてやるよ」
半透明の魔力をまとった右手でシキの足を殴る。
終わったと思った。だがシキは染色されない。
「なっ!?」
いや、染色はされた感じはあった。しかし、アレイスターのときのように、ほんの微量だ。
「・・・!そうか・・・!アレイスター!あの疑問の答えはアレイスターだったんだ!」
『核・・・完璧に染められない・・・微量の魔力・・・染められる・・・?
この言葉、なにかに当てはまりそうなのだが当てはまらない。
最近、ソレをみたきがするのだが、わからない。』
この疑問のうち、3つの疑問をみたすもの、そして最近見たきがする。それは昨日の戦いでみたアレイスターだった。
完璧に染められず、微量しか染色できない。黒色だからといって、あの量しか染められなかったのは、あいつの体内に魔力の源があって、それを術式である体に、回路をつたわらせて魔力をおくっていたため、微量しか染まらなかったのだ。
「クソ・・・騙されてたのか!」
自分が魔法だというから、体全体が魔力かとおもっていた。
「黒桐!余所見をしている場合じゃないぞ!」
藤井の言葉にハッとしてシキのほうをみると、シキは嘴をぎらつかせていた。
そのまま、ニワトリのように地面を嘴で啄ばむ。
それをなんとかギリギリで回避する。地面に穴がいくつもあいた。こんなもの直撃したら冗談じゃない。
こいつも昨日のシキのように触るだけで完璧に染色できれば、そんな攻撃は怖くないのだが、今回はそうはいかなかった。
「こいつの体の中のどこかに魔力の源があるのか・・・」
しかし、体の中では拳だけではどうにもでいない。
ちらりと足元をみると、野球ボールが転がっていた。
「・・・・・・」
―――半径5メートルなら具現化できる。
―――魔力を通すより魔力の濃度が濃くしなければいけないので、魔力消費が想像以上に激しい。
「濃度が・・・こくなる?」
そうだ・・・!これだ。
「先生!ちょっとコイツの気を引いてくれ!10秒でいい!」
「・・・?解かった」
藤井がいつも着ている白衣の中をあさる。
「留めまではやれんが・・・地獄を見せてやることぐらいは可能だぞ」
ニタリと藤井が笑った。
試験管と長い針を取り出し、試験管のなかに長い針をいれた。
「Enchant Deadly Poison」
試験管の中の液体が針を伝わり、地面に滴る。すると液体がしみた地面はジュウ!という音を立てて熔ける。
「さぁ、地獄の苦痛だ」
細長い針をシキの羽にむかって投げつけると、その針は見事に羽にささった。
『オォォォォォォ―――――――!?』
シキが悲鳴を上げる。
針が刺さった場所から、羽が熔けだす。
「これで10秒ほどは稼げるだろう」
「サンキュー・・・!」
占い師が、水晶の手をかざすようにする。しかしそこに水晶はない。水晶は今から作る。
透明じゃなくて、真っ白な、白色の魔力を具現化した、球。
「まずは一個目!」
バチバチという音を立てて、手と手の間に球体が出現する。
水晶というほど大きくはなく、ちょっと大きめのスーパーボールといったところだ。
その球体は俺から半径5メートル以内をクルクルと公転する。
「次ィ!!」
バチン!!!とさっきよりも大きな音をたてて、魔力を注ぐ。
「おいおい、大丈夫か?そんなに濃度の濃い奴、何個も作って」
「大丈夫さ・・・!最初の球はそのためにあるんだからな・・・!」
「何・・・?」
シキが魔力の残りカスから発生するように、大気中には魔力が存在する。
それをさっきの球体で回収するのだ。
白色となった魔力なら、俺の魔力として扱える。
魔術があふれたこの世界。大気中には大量の残りカスがある。塵も積もれば山となる。それすなわち。
「理論上、俺の魔力に限りは・・・無くなった!」
「!!!」
バチン!!!と音をたて、さっきの球より大きな球体が完成する。
真っ白な、穢れのない、球体。
「これでシキを倒せば、また魔力は俺に還元される・・・!」
染色をもつ、白色がなせる、無限ループ。
「その汚れた色、俺が浄化してやるよ!!」
轟!!!という音をたてて、俺の手の間から大きい球体が一直線に放たれる。
シキの顔に球体が触れた瞬間、触れたところが球体に飲み込まれる。
「・・・終わったか?」
ズズン!!!と大木が倒れるかのように、倒れ落ちる。
倒れるのを確認して、自分の両手を見つめ返す。
鮮華さんの言うとおり、確かに否が応でも成長した。いや、するしかなかった。
本当に鮮華さんのいうことはあたるなー・・・と関心していた。
「ま、これで一応土門の敵はとれたか」
シキに背を向け、校舎のほうに向かおうとする。
「まだだ、黒桐!」
「ッ!?」
シキの体がムクリと起き上がり、残された体が俺を殺そうと、襲い掛かってくる。
右手が勢いよく振り下ろされた。
(しまった・・・!)
核を破壊できていなかった。
次へ
顔は鷲のようで、翼のほかに腕があり足もある。
鳥人というのがふさわしいかもしれない。
色は緑色で、羽が鮮やかだった。
「いっぱつで終わらせてやるよ」
半透明の魔力をまとった右手でシキの足を殴る。
終わったと思った。だがシキは染色されない。
「なっ!?」
いや、染色はされた感じはあった。しかし、アレイスターのときのように、ほんの微量だ。
「・・・!そうか・・・!アレイスター!あの疑問の答えはアレイスターだったんだ!」
『核・・・完璧に染められない・・・微量の魔力・・・染められる・・・?
この言葉、なにかに当てはまりそうなのだが当てはまらない。
最近、ソレをみたきがするのだが、わからない。』
この疑問のうち、3つの疑問をみたすもの、そして最近見たきがする。それは昨日の戦いでみたアレイスターだった。
完璧に染められず、微量しか染色できない。黒色だからといって、あの量しか染められなかったのは、あいつの体内に魔力の源があって、それを術式である体に、回路をつたわらせて魔力をおくっていたため、微量しか染まらなかったのだ。
「クソ・・・騙されてたのか!」
自分が魔法だというから、体全体が魔力かとおもっていた。
「黒桐!余所見をしている場合じゃないぞ!」
藤井の言葉にハッとしてシキのほうをみると、シキは嘴をぎらつかせていた。
そのまま、ニワトリのように地面を嘴で啄ばむ。
それをなんとかギリギリで回避する。地面に穴がいくつもあいた。こんなもの直撃したら冗談じゃない。
こいつも昨日のシキのように触るだけで完璧に染色できれば、そんな攻撃は怖くないのだが、今回はそうはいかなかった。
「こいつの体の中のどこかに魔力の源があるのか・・・」
しかし、体の中では拳だけではどうにもでいない。
ちらりと足元をみると、野球ボールが転がっていた。
「・・・・・・」
―――半径5メートルなら具現化できる。
―――魔力を通すより魔力の濃度が濃くしなければいけないので、魔力消費が想像以上に激しい。
「濃度が・・・こくなる?」
そうだ・・・!これだ。
「先生!ちょっとコイツの気を引いてくれ!10秒でいい!」
「・・・?解かった」
藤井がいつも着ている白衣の中をあさる。
「留めまではやれんが・・・地獄を見せてやることぐらいは可能だぞ」
ニタリと藤井が笑った。
試験管と長い針を取り出し、試験管のなかに長い針をいれた。
「Enchant Deadly Poison」
試験管の中の液体が針を伝わり、地面に滴る。すると液体がしみた地面はジュウ!という音を立てて熔ける。
「さぁ、地獄の苦痛だ」
細長い針をシキの羽にむかって投げつけると、その針は見事に羽にささった。
『オォォォォォォ―――――――!?』
シキが悲鳴を上げる。
針が刺さった場所から、羽が熔けだす。
「これで10秒ほどは稼げるだろう」
「サンキュー・・・!」
占い師が、水晶の手をかざすようにする。しかしそこに水晶はない。水晶は今から作る。
透明じゃなくて、真っ白な、白色の魔力を具現化した、球。
「まずは一個目!」
バチバチという音を立てて、手と手の間に球体が出現する。
水晶というほど大きくはなく、ちょっと大きめのスーパーボールといったところだ。
その球体は俺から半径5メートル以内をクルクルと公転する。
「次ィ!!」
バチン!!!とさっきよりも大きな音をたてて、魔力を注ぐ。
「おいおい、大丈夫か?そんなに濃度の濃い奴、何個も作って」
「大丈夫さ・・・!最初の球はそのためにあるんだからな・・・!」
「何・・・?」
シキが魔力の残りカスから発生するように、大気中には魔力が存在する。
それをさっきの球体で回収するのだ。
白色となった魔力なら、俺の魔力として扱える。
魔術があふれたこの世界。大気中には大量の残りカスがある。塵も積もれば山となる。それすなわち。
「理論上、俺の魔力に限りは・・・無くなった!」
「!!!」
バチン!!!と音をたて、さっきの球より大きな球体が完成する。
真っ白な、穢れのない、球体。
「これでシキを倒せば、また魔力は俺に還元される・・・!」
染色をもつ、白色がなせる、無限ループ。
「その汚れた色、俺が浄化してやるよ!!」
轟!!!という音をたてて、俺の手の間から大きい球体が一直線に放たれる。
シキの顔に球体が触れた瞬間、触れたところが球体に飲み込まれる。
「・・・終わったか?」
ズズン!!!と大木が倒れるかのように、倒れ落ちる。
倒れるのを確認して、自分の両手を見つめ返す。
鮮華さんの言うとおり、確かに否が応でも成長した。いや、するしかなかった。
本当に鮮華さんのいうことはあたるなー・・・と関心していた。
「ま、これで一応土門の敵はとれたか」
シキに背を向け、校舎のほうに向かおうとする。
「まだだ、黒桐!」
「ッ!?」
シキの体がムクリと起き上がり、残された体が俺を殺そうと、襲い掛かってくる。
右手が勢いよく振り下ろされた。
(しまった・・・!)
核を破壊できていなかった。
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