孤独な道標 【第十三章】~メス豚⑤~
【第十三章】
≪メス豚⑤≫
総務のメス豚には会うたびに「変態」といってくる。
もう、俺は会社を辞める気でいたから、痛くも痒くもなかった。無視してればいいことだ。
仕事を終え、帰宅すると留守電が入っていた。母さんが入院したとの連絡だった。
タイトル:入院
『俺が元彼女と別れたと言ってから急にまた鬱が酷くなってしまった母さん。
昨夜8時ころ、病院から連絡があり母さんはカッターで手首を切ったので入院していますと…。
ホームヘルパーの人が発見をしてくれた。
母さんが手首を切り入院をするのはもう3度目。
精神病院に皮ベルトで手首や足をベッドに拘束され入院している。
母さんは、父によく拘束されていたから、このほうがいいのかもしれない。
落ち着いているようだ。
本望なんだな、母さん。
俺は昨夜、すぐに新幹線で帰ろうとしたが既に新幹線はなくてやむを得ず深夜バスで東京に帰省した。
朝5時半くらいに新宿に着きその足ですぐに母さんが入院する病院に向かった。
話を出来るまでになっていて、母さんと話をしてきた。
会社は、母親の状態を知ってくれているので理解があり、今日から3日有休をもらった。
久しぶりに東京に戻ってきてなんだかホッとしている。
母さんは、元彼女と話がしたいと…ワガママを言っている。
母さんが唯一、他人に心を開いたのが元彼女だったからね。
やっぱり元彼女は俺にとっても母さんにとっても必要なんだな。
どうしたらいいんだろ?
もう、俺との間ではどうすることもできないのは分かっているけれど…。
やり直すんじゃない。
友達として新しい絆を作りたい。
頼む。
俺の為じゃなくていい、俺の母さんの支えになってくれないか。
少しでも母さんに同情をしてくれているのなら…。
このままじゃ、母さん死んじゃうよ………。』
東京に久しぶりに帰って来ることが出来たのが幸いした。俺は転勤になってからも下女とはメールで連絡を取っていたので、会うことにした。
久しぶりに会えたのが嬉しかったのか、下女は終始笑顔だった。今日は抱かれることも構わないといったところだ。
俺はブログに今、下女と会っていることを書き、下女を犯されて欲しくなければ今すぐ俺の元に来いと記事にした。
すると、連絡が来たのはみるくではなく公安だった。すっかり忘れてた。こいつらが俺を監視していることを・・・。
仕方ないので、今日は話だけして俺は実家に帰ることにした。
朝、俺は母さんを見舞った後、自分の診断を受けることにした。