孤独な道標 【第十二章】~一喜一憂①~
【第十二章】
≪一喜一憂①≫
警告で淳介を諦めさせることができるのなら、苦労はしない。それはもとより、警察のいうことも最もだった。
いつまで経っても淳介をきちんと拒否できなかった私にも非がある。
だから私はこれ以上、淳介を追い詰めることができないでいて、私は私なりに苦しんだ。
でも、それではみるきーの立場はどうなるんだろう。
私が逆の立場だったらと思うと、居ても立ってもいられなくなるほど怒りが立ち込めてきた。
どうにかしなければ・・・自分の為でもあり、みるきーの為にも、そして淳介の為に・・・。
「じゃあ、私はこれからどうすればいいのですか?逆に、そちらは今後どのように対処してくれるのですか?」と私は警察に問いただした。
「こちら側としては、当人同士もとは知り合いだったのですから話し合ってみたら良いのではないでしょうか。相場さんなら、わかってくれる方だと思いますが。」
「あのう・・・話してもわかってもらえないから相談してるんです。」
「そうですね、ではストーカー法規制に則って公安委員会に禁止命令を出してもらいましょうか。こちら側も、もう捜査や保護はこれ以上できないので・・・そのほうがいいでしょう。」
「はあ・・・じゃあ、それでお願いします。」
正直、公安委員会とか、禁止命令とかまったく意味がわからなかった。そうすることでのメリットも、デメリットも何もわからなかった。
言われるがまま、書類に記入し後日、公安委員会から連絡がきた。
これまで私が警察側にお願いをした「警告」は親告罪というもので、告訴がなければ公訴を提議できない犯罪行為だ。したがって、告訴を欠く公訴は訴訟条件を欠くものであり、裁判での判決では公訴棄却となるのだという。
半分くらい意味がわからなかったが、要は警察側は公安委員会に匙を投げたということになるのだろうか。
公安からいろいろ質問され調書を取られ、進展があれば公安から連絡があるという形で話を終えた。
それから、すぐだった・・・。
淳介が衝撃的な内容のブログをアップした。