国公立大推薦入試を受けるまでの準備の記録
高校の授業や学校生活を通じて役立ったこと、親の協力やアドバイスなど。
つぐみは高校入試では推薦入試を受けなかったので、小論文、面接、集団討論全て初めての経験。


・評定の確保
小テスト、定期テスト、課題などとにかく地道な努力。飛び抜けてできる科目がないため、穴を作ってしまうと挽回がキツい。レポートや研究発表などでもしっかり考察して書く。ここを丁寧に時間をかけたことが志望理由書対策にもつながった気がする。

・志望理由書、推薦書
医療に携わりたいという気持ちは小さい頃から育んできたものなので、コアは決まっていた。どうしてそう思うに至ったのか、具体的なシーンを抽出する。
大好きだった祖父母をすべて亡くしているため、闘病中の病院や介護施設での様子から感じたことを思い返す。
お見舞いや一時外出などに頻繁に付き添っていたのでたくさんのシーンを思い出せるが、どうしても最期の様子の記憶にまで繋がってしまうので、少し辛い作業だったと思う。

なぜその大学なのか、コアの部分をさらに具体化、特化して、大学の特色とマッチングさせる。
大学で学ぶだけではなく、それによって何を成し遂げたいのか?どうしてそう思うに至ったのか、具体例で迫力を持たせる。

・小論文
書き方については学校と塾にお任せ。
親がやったこと
面接や集団討論含め医療系のテーマが出題される可能性が高いため、随時いろいろなトピックについて二人でディスカッション。10〜15分くらい。
〇〇についてどう思う?とつぐみの考えを聞き、あえて違う視点からの意見を提供する。その上で着地点を考えてもらう。

・面接
学校にお任せ。2回くらい練習をやったらしい。
研究発表などプレゼンテーションの経験が役に立ったと思う。
アドバイスしたこと
分からないことは素直に分からないと言う。
質問の意味をとり違えて回答するのは最悪。分かりにくいときは、それは〇〇という意味ですか?と確認すること。

・集団討論
同じ時期に集団討論を受ける子がほかにいないとのことで練習なしのぶっつけ本番。これが一番心配だった。

ディベートの授業は役に立ったと思う。
また、都立高校は行事が多く大変だったが、その分みんなでディスカッションして決める機会が多く、高校生活そのものが集団討論の場になっていたように思う。
中学まではリーダータイプではなく、都立高校推薦入試なんて受かる気がしないので受けなかった。
高校生活を通じて、やりたいことをやりたい方向に進めるために、ここぞという時にはリーダーに立候補する積極性を身につけた。一方でリーダーを支える立場も多く経験したことは役立ったと思う。

アドバイスしたこと
医療系の推薦入試は就職試験の意味合いも強く、試験官に一緒に働きたいと思ってもらうことが大切と何かで読んだ。
であれば、グループの中で自分だけが合格するのではなく、一つのチームとして全員で合格するつもりで受けた方がいいはず、と伝える。
具体的には、人の意見を褒めてさらなる工夫案を提示する、意見が出せない人やうまく表現できない子のサポートをしてあげる。など。

こうして振り返るとレポート、プレゼン、ディスカッション、ディベートなど、高校生活を通じて自分の想いをアウトプットする方法をたくさん学んだ気がします。