今年はコロナで先行き不透明なことから、大学受験は安定志向、前倒し志向となり、その結果推薦入試を受ける受験生が多いという記事を読みました。
確かに共通テスト本当にできるの?2次試験なくなるかも?など昨年度以上に混乱が生じる可能性もありそうです。
進学指導重点校から推薦入試を受ける場合、学校の位置付けからして国公立大を目指すケースが多くなります。
私立の指定校推薦も来てるとは思いますが、つぐみの知る範囲で私立指定校推薦を受けた子は一人もいないそうです。さすがにゼロということはないと思いますが。。
国公立大の場合、
指定校推薦は一部の公立大のみ。
学校推薦型選抜の受験資格は評定が4.0以上か4.3以上が多いようです。医学科は4.7。中学の内申は3年2学期のみの成績で付けることが多いですが、高校の場合は1年から3年1学期までの通算。しかも周りのレベルも中学とは段違い。
さらにはどこにも名物イベントがあるように、行事にもめちゃくちゃ力を入れてるので日々の勉強時間確保もままならない。
大して勉強しないのに特定の科目はできてしまう天才的な子もいます。しかも割といます。
ちなみに残念ながらそういう才のないつぐみは、ひたすら努力して少しずつ積み上げるしかありませんでした。一を聞いて十を知ることはできないかわりに、十を聞いて百を積み上げるというか。
なんとか評定を確保しても、推薦できるのは各校1人とか2人までというところも多く、カチあった場合はまず校内で勝ち残る必要があります。
ようやく推薦入試に漕ぎ着けたとしても、今度は全国から集まった精鋭との小論文、集団討論。
応募者が50人くらいだとしたらちょうど夏の甲子園みたいなイメージですかね。全国から選抜された子同士で競い合う。
といってもベスト16か8まで勝ち残れば合格ということが多いと思いますが、いずれにしろ狭き門です。
一方の総合型選抜、旧AO入試は評定を問わないか、○点以上が望ましいという程度で必須要件ではないところもあるようです。
その代わり、かなりの特殊能力が求められるというか。
つぐみの友人が受験した大学もなかなかの課題が出され、それって大学生どころか社会人でも結構ハードル高いよね?という内容でした。
進学指導重点校から国公立大の推薦入試を考えているなら、一年生から気を抜かずに努力し続ける覚悟が必要です。下手したら一年生で道は閉ざされるかもしれません。
私立の指定校推薦狙いならもちろんのこと、国公立大の推薦も考えるなら、他の選択肢もあると思います。
高校はあくまでも通過点ですから。偏差値にこだわり過ぎず、余力を持って進学するのも良いと思います。