午後7時すぎ。
田舎だからすごく静かな夜。
テレビを観ていたら突然「ドンッ!」と大きな音が外から・・・
もう何年も聞いていなかった音。
もう二度と聞きたくなかった音。
そう その音を聞いた瞬間に悟りました・・・
猫が車に轢かれたのだと。
急いで外に出て道路を見る。
光で照らしても道路に猫は見当たらなく、気のせいだったのかと・・・
一応 少し探す範囲を広げると、視界の端で動くものが。
猫でした。
足を引きずって必死に道路から遠ざかろうとしていました。
声をかけて捕まえようとしても、人が怖くなったのか必死に逃げようとしていました。
それでもなんとかと捕まえて動物病院に連れていこうと・・・
でも 動物病院はもう閉まっている時間。
電話で見てくれるか聞こうと・・・急ぐときに限って電話番号がわからない。
調べてもらっている間、苦しみに暴れてる猫を声をかけながら撫でて落ち着かせようと。
・・・ 間に合わなかった。
僕の手の中で天国に旅立ちました。
そう絶対に天国に!
あれほど元気に走り回っていたのに。
あんなに上手に鳥を捕まえるほど機敏だったのに。
車のスピードには敵わなかった・・・
何年も聞いていなかった音って書いたけど、以前は外に猫を出したりしていました。
その殆どが車に轢かれて死にました。
野良猫も入れると20匹以上だと思う。
つまり猫を轢いた車は20台以上ということです。
その中で1台も轢いた後に止まった車はいません。
「気がつかなかった」・・・もしかしたら運転手はそう言うかも。
だけど絶対にそんなことはないから!
あんなに大きな音を立てるくらいの衝撃なんだから絶対に分かってるはず!
それども止まらない・・・轢き逃げです。
車の方だけが悪いとは言いません。
猫は突然飛び出すから・・・
でも 轢いたと分かったらせめて車を止めて確認して欲しい。
近くに家があったらその猫の飼い主か確認して、もしそうなら一言謝って欲しい。
轢いたのがもし人だったら? 子供だったらどうするの?
人じゃなく猫だってこれは立派な犯罪です!
今頃運転手は何を考えているだろう。
多分何事もなかったように夜ご飯を食べ寛いでいるはず。
罪の意識など一切感じずに・・・
明日お墓を作らなきゃ。
多くの猫が眠っているところに・・・
墓穴を掘ることほど悲しい作業はない。
それが事故死だったときには特にね。
まだ一歳にもなっていないのに・・・
2012年8月。 まだ人を見るとすごい勢いで逃げていた頃。
今年2月。 せっかく捕まえた鳥を親に取られて悲しそうに。
最近は仕事から帰ったら車庫まで迎えにきてご飯の催促より、体を撫でてくれと催促するくらいなついていたのに。
本当に可愛かったなぁー
彼は勇者です。
あの音から想像するとすごい衝撃だったはず。
それでも道に倒れたりせず、必死に道路から離れようとした。
生きるために・・・
そんな勇者が安らかに眠れますように!
君のことは決して忘れないからね。

