翌朝、僕は置手紙を残し
家族に気づかれぬように
明け方に家をそっと抜け出した

そしてコンビニで
おでんと肉まんを買うと
誰もいない公園に向かった

何も考えず
ただひたすら10時になるのを待った

赤い空の下で


星を救うなんて馬鹿らしい

そんなことパンピーに出来る訳がない

ゲームの世界じゃあるまいし

夢を見過ぎだろう


なんて
これっぽっちも考えてなかった

ただ僕の中には
〝星を救いたい〟という
強い願いが光り輝いていた

それ以外は無心だった

もしこれが総馬の単なる冗談なら

きっと僕は総馬を病院送りにしただろう

それぐらい純粋な気持ちで

彼のメールを心から信じていた


そして10時――


総馬の家に到着した