『宝の地図をみつけたら』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。


​『宝の地図をみつけたら』
大崎 梢、幻冬社文庫、2019年



「なあ晶良、探しに行かないか。昔みたいにふたりで」


甲府の大学生・晶良あきらの下に現れたのは、東京の大学に通っている幼馴染の伯斗はくと。そして彼が晶良に告げたのは、かつて熱中していた埋蔵金探しをもう一度やろうということだった。晶良が祖母から受け取っていた「金塊が眠る幻の村」の地図を手に。


渋る晶良だったが伯斗に強引に付き合わされる形で埋蔵金探しを再開するが、埋蔵金を狙っているらしい別組織の一人の死体が東京で発見された。その後に伯斗も姿を消した。


埋蔵金を狙う連中も複数現れ、そこには人の死も絡んでいた。晶良たちはこの危機を乗り越えることができるのか。



   



ざっくり言えば、宝探しミステリーですね。
東京の大学に行っていた幼馴染が急に帰ってきて、昔やった埋蔵金を探したいと急いでいる。さらには謎の組織なども同じく埋蔵金を狙っているらしい。しかも人も死んでいる。という緊迫した展開に。

命の危険もあるような宝探しに巻き込まれることとなった大学生たち。この埋蔵金のディテールも説明はされているので、さすがにちゃっちい感じは受けませんでしたけどね。

若者たちの、ちょっと危険な冒険。といったところでしょうか。