『バベルノトウ 名探偵三途河理vs赤毛そして天使』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。

『バベルノトウ 名探偵三途河理さんずのかわことわりvs赤毛そして天使』

森川 智喜、講談社タイガ、2017年



地上に舞い降りて遊び回っていた天使たち3人だが、天界へ帰るための力が尽きてしまい、回復を待つために豪邸の屋上に身を潜めていたのだが、その家の主人に見つかってしまう。

それを隠すために、その人間に対して〈言語混乱〉という小さな奇跡を発動させる。それは地球上のどこでも使われていない言語しか喋れなくしてしまう奇跡。


そうとは知らず、そんな怪現象を調査するために呼ばれた赤毛の高校生探偵・緋山 燃(もゆる)と彼をライバル視する極悪探偵・三途河 理。

さらにその最中に邸内で殺人事件まで発生してしまう。


この怪事件の行き着く先とは。




   



天使たちが遊び過ぎて天界に帰る力を消耗してしまい、回復中に人間に見つかってしまったので口封じのために地球上にはない言語しか喋れなくしてしまいます。24時間で元に戻るみたいですが。


この三途河 理という探偵、こちらでも出てきてましたね。相当のキレ者ながら、本当に悪どい野郎。さすがにこの外道よりは辛うじてマシですが。


ひとまず探偵たちは、この奇跡に対してどう立ち向かうのか。人騒がせな天使だこと。