エンディングに関するお仕事をさせて頂いておりますので、機会があれば一参加者として終活セミナーに出席しております。
参加していつも思います。
「いったい何がしたいのだろう」と。
今回は最近流行の(?)終活セミナーのお話。
結構意外なのが、高齢者ばかりかと思いきや、30~40代の方も見受けられます。
女性の方が多いです。
ご両親やご家族のことを考えていらっしゃるのか、はたまた映画の影響か。
どちらにしても良いことだと思います。
情報化社会である今、サービスは提供する側ではなくされる側が作るものになりました。
知識の蓄積が自身の身を守ることになります。
話がそれましたm(__)m
さて、皆さんは「終活」というとどんな事を想像しますか?
たぶんですが、たいていの方は答えられないのではないでしょうか。
または「自分の葬式の準備」と答える方がいらっしゃるか。
はたまた「エンディングノートを作ること」と答えるか。
あるセミナーで講師の方がこう言いました。
「終活は自身の身の回りを整理し準備することで余生を満喫することだ」と。
「なるほど!」
と思うと同時に、
「で、具体的に何をすれば?」
と感動する暇もなく頭にクエスチョン。
参加者の方が求めているのは、きっと今まで閉鎖され続けてきた葬祭業界への情報開示なのでは?
「お葬式って何なの?」とか、
「どこにどのくらいかかるの?」とか、
「戒名って必要なの?」とか。
どのセミナーに参加しても、講師の方から具体的な答えは出てきません。
当たり前ですよね。
ちゃんと筋の通った料金説明をしたら、潰れる葬儀屋が山ほど出ます。
それと「お葬式」は立派な宗教儀式ですから、「何なの?」と聞かれてもきっと葬儀屋さんは答えられません。
というか答えてはいけないと思います。だって宗教者じゃないから。
葬儀屋さんはあくまで儀式のサポーター。
たいてい終活セミナーの講師は著名な葬祭コンサルタントの方や大手葬儀社の方など、いうなれば「葬儀のプロ」です。
どんなお話が伺えるだろうと毎回楽しみにしているのですが、セミナーが終わると毎回悶々とします。
「果たしてこれでいいのか?」と。
少子高齢化、核家族化、経済的な不況と三拍子揃った今、葬祭業界は今後縮小していくのを避けられません。
今「どうやって見込み客を獲得するか」に躍起です。
価格破壊が行われ、密葬が流行り、そこから生まれている歪があります。
今はまだ小さなこの歪も、日に日に大きくなっています。