先日、カナからタイトルだけ聞かされて
突然ケータイを切られ
聞けないままだった、最新曲の歌詞。
どんな内容なのか気になって気になって!

さらにあの電話の切れ方は
何か事件に巻き込まれたのか???
と思えないこともなく、
そこもちょっと気になったりしてたのですが
しかし、オレの財布を石炭呼ばわりして放置するくらいだから
(芸人 kana episode 13 ~財布 参照)
やっぱりボケだろうと思い、
特にその後何もせずじまいでした。

そしてリハ(←※詳細後述)に行ってみたら
案の定、カナはケロリとして現れ
普通に歌詞を渡されました。

まーいつもの事なんで驚きません。
それよりも手渡された歌詞を
喰い入るように読みました。
そしたら出だしでいきなりビックリ!

今回の出だしは、前にも書きましたが
4小節で音階が3つしかない
超シンプルで太く強く切ないメロディ。
その部分にはまる歌詞は絶対に英語の歌詞だと思っていました。

しかしそこにはカタカナひとつない日本語が
静かに、しかし情熱的に並んでいました。
そしてそこから始まる世界観に
オイラは一気に引き込まれてしもうたのです。


『カルメンの赤い花』


ストーリーを語ってる訳ではない。
印象の強い単語でイメージだけを喚起させるでもない。
聞き慣れた言葉が並んでいるだけに見えるのに
読めば時代も国境も超えて
鮮やかに情景が浮かぶんじゃーーー!


しかし!
この出だしの歌詞はあのメロディにはまるのか??


「ちょ、ちょっとコレ、歌って、歌って、」

半信半疑でカナに歌ってもろたら、
なんとまあ ピシャリはまる!
オイラは弾きながらのけぞりました。

何でこんなことになる?

オイラの感性では
あのメロディには絶対に英語なのだ!
あのメロディにぴしゃり日本語をのせた
カナの感性は計り知れん!

相変わらずの相方ベタボメでスンマセン。
だけどもう白状しますわ。
カナの作詞作曲の才能は計り知れません!
もはや天才としか言いようがない!
カナのあまりに短い音学歴を思えばなおさらです。
正直、恐ろしくさえある!
オイラは作詞・作曲にはそれなりに自負があったのですが今や!
カナは最大のライバルです!


あ~また熱くなってしまった。


あ、今週の日曜日にアコースティックライブをやります。
昔、ドリームボート時代にお世話になった
森さんがオーナーの店 HOME で演らせていただきます。

フォレストのミュージックフレンド
ハギー(ギーハー)と一緒に出まーす。
僕らのレコ発でギターをサポートしてくれた
直さんも登場します。

どーか時間ある方は
足をお運びください。



≪HOME≫ 

4月8日(日)
19:30 オープン
20:00 スタート

2000円 (1ドリンク付き)

カレーが自慢のお店です 
音はとっても良いです 

※ 親不孝通りの元モスバーガーがあったビルの4F。



芸人kana エピソードをご愛読の
コアな皆様、随分お待たせいたしました!
久々に綴らせていただきます~



楽曲制作において我々の場合、
100%曲が先。
で、曲は二人の共作がほとんどですが、
詞はカナが手がけます。

なので、俺の場合、
詞が上がってくるのが非常に楽しみなのである。

そして、今回の最新曲。
しかもカナが一人でキーボードで作った100%カナ曲。
いつも以上に詞が出来上がってくるのを
待ち望んでおりました。
しかし、ここ数日はフォレストのレッスンが続くようなので、
詞を見れるのはまだ少し先だなあと思っていたら
カナから電話。


カナ:もしもしヒマやろ?

俺 :うん、ヒマ。

カナ:歌詞出来たばい

俺 :おお!マジで? どんな感じ? 聞かせて!!

カナ:聞かせるて歌詞を読むん?

俺 :や、歌ってくれたほうがいい。

カナ:歌うのはでけん。

俺 :そう?

カナ:メールで歌詞送る。

俺 :それなら歌詞読んでくれたほうがいい。

(俺はいつもそうだが
 あくまでカナの声から出る歌詞を耳で聞いて、
 その後に文字を目で見て確認したいのだ。 
 カナはそれが分かっているはずなのに…)

カナ:じゃ言えるとこまで言う。

俺 :わ、わかった。
 (言えるとこまで?時間がないんかな?)

カナ:タイトルはね 『カルメンの赤い花』

俺  :おー、カッコええー!

カナ:では!

俺 :うん。(待ち構える)

カナ:プーッ、プーッ、(ケータイの音)

俺 :えーー!おいー!



お預けーーー!?
信じられん。
タイトルだけ言って切った。
マジ?

考えられん、考えられん!
期待値MAXの状態からどん底に突き落とされた~!!
どんだけの放り出され感や~!!
一体どんな歌詞つけたんじゃー!
それなら聞かんほうがマシじゃー!
気になってしょうがないやろー!

す、凄いな…(-.-;)

なぜこんなことになったかは定かではないし、
今カナがどうなっているのかも分からない。
しかしCM効果としては絶大である。


「新曲つくった」
とカナから聞かされてブッ飛びました。

「レコ発終わって一週間もたっとらんぞ!」
今週オイラは仕事しかしてないのに!
仕事しかしてない!とビビるのもおかしな話ですが
正直そんな気持ちです。

しかも今回は鍵盤でつくったと!
もう興味津々、期待値MAXですがな。


まずはギターで披露してもらいました。
ジャッカジャッカ…♪

小気味よいギターのカッティングが鳴り出し、

「ンンンン…♪」

歌詞がまだ付いてないので
ハミングで始まったそのメロディに
あっ! と言う間に胸が締め付けられました。

めちゃくちゃ切ない。
なのに、巨木のように、大地のように デーン!としている。
胸きしむ「切なさ」と揺るぎない「大きさ」が
シンプルなメロディの中で自然に同居しとる!
そう、めちゃくちゃシンプルなのです、
歌い出しのメロディが。

後で分かったことですが
最初の4小節で、音階は3つしかありませんでした。
しかも上がったり下がったりではなく
ギリギリまでステイしているのです。

その後も淡々と歌うカナ。
サビはもちろんのこと、
驚くことに間奏も大サビも、
エンディングまで出来ていました!
間奏は間奏独自のコード展開。
間奏というよりは「歌ってない」だけで
頭の中でメロディが自然によぎる、そんな感じ。

大サビは驚きの転調!
F Key で Em へいきなり飛んでました。そして

D → C → B7  

と進んで大サビが終わり
原 key のサビの Gm に戻りましたが
オイラは耳を疑いましたがな!

(おいおい! 今もさっきも、いきなり変わったぞ!)

※普通、転調の変わり目には転調前と転調後のkeyの両方に含まれているコードを経由して移っていくのです。そのコードのことをピボットコードと呼ぶのだとティーチャーに教えてもらいました。

なのにすっごいナチュラルに転調したので超たまげました。
でも後でオイラも歌ってみたら凄く簡単に歌えました。
オイラも転調好きなのでよくやりますが
前途のピボットコードを探すのに一苦労なのに。

何でこんなことになるのだろう…?


いやあ、いっつも、いっつも毎度のことですが
今回も驚きの連続です。

俺 :「これキーボードで作ったっちゃろ?」
カナ:「うん」

そう言うとカナは作り方を再現してくれました。

鍵盤をじっと見つめながら
トン、トン、トン、トン…と
やおら 「ファ」の音を叩き始め、
またしばらく鍵盤をみつめたかと思うと
トン、トン、トン、トン…と次の音を叩き、
時折、その音を含むコードを
バーンと鳴らす。

その様子は何と言うか、
メロディを探すとか紡ぐとかいうのとは、明らかに違う感じ。
頭の中で既に鳴っているメロディを
鍵盤で鳴らして確かめているだけのよう。
余計なメロディは鳴らさないし
ましてや一言も口ずさまないのだから。

しかし、面白い。

普通、キーボードで曲を作ると
ギターで作った曲よりも
メロディアスになったり優雅な感じになったりすると言いますが。
カナの場合、ギターで作っていた曲よりも
遥かにシンプルで力強いというのは 一体どういうことなんだ?
無駄がないというか、回り道をしないというか…。

なのに遥かに切い。

この曲、オイラは一ヶ所も作っておりません。
100%カナ曲です。

たぶん遠からず、詞がつくだろう。
超、楽しみである。