もう20年以上も前、大学時代にLos Angelesのダウンタウンにあるホテルで勤めていたときに、お泊りになっていた、日本からの団体さん。


多分年齢的にはその当時で70代の男性だったと思います。


ロビーコンシェルジュだったので、普段はお客様とゆっくりお話するほどの時間もない忙しさですし、団体でいらしているお客様は、ツアーガイドさんが付いているので、こちらで観光などの手配のお手伝いすることも殆どないのですが、たまたまその夜は忙しくない夜で、私も手持ち無沙汰にロビーの真ん中のデスクに座っていたため、"あなたさんは日本人なんですね”と話かけられ、しばらくお話ししました。


アメリカに何年いるの?という会話から、”あなたさんの歩き方はもうアメリカ人だよ”というなんだか鋭い指摘を受けました。


そして、"アメリカに骨を埋めなさるおつもりですかい?”と聞かれて、はっきり言って20代前半だった私は、内心”そんな時代ががったこと聞かれたってねぇ~"と思っていました。



そのときはたぶん、”さあ、大学を出てからのことはまだ分かりませんから”みたいな返答をしたと思います。


20年以上がたって、今ではそれが現実になってきていますが、"骨を埋める”という表現に含まれる、故郷には戻らないというニュアンスの重みが、なんとなく理解出来るようになってきたような気がします。


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