先週の金曜日にランチに向かう途中、同僚の男性が、”アメリカの若い者はダメだ~”というはなしを始めましたが、よくよく聞いていたら、自分の息子の話でした。

50代の彼は26歳/23歳/18歳の3人の子どもがいます。
18歳の末っ子は今年高校を卒業して、9月から地元のわりといい大学に進学予定。
車が欲しいから夏の間アルバイトで稼ぐといってもこのご時世、なかなかよいアルバイトが見つからずにファストフードでちょこっと働いていたところ、夏休み期限限定、時給14ドルという製造会社のインターン的な仕事が見つかったそうで、週の頭から通い始めたそう。朝の7時半から4時半の勤務、一時間のランチ休憩とまあ当たり前の勤務時間。それに土日はお休みという 18歳の小僧にはなかなかの好条件です。それが月曜から木曜まで通ったところですでに、”倉庫にものを運んだりの仕事が辛い” ”朝が早くて疲れる” ”雑用ばかり言いつけられる” と不満たらたら、金曜日の朝は”お腹がいたいから休む”とうだうだ言っていたそうで、同僚は自分は出社するので、30分後には起きて息子もちゃんと行くように、とだけ言って出てきたそうですが、後で奥さんに電話をしたら、”やっぱり休んで家にいる” ということで、冒頭の”アメリカの若い者はだめだ~”宣言となったわけです。

しかし、いつものランチ仲間、私も含めて事情が解っているので、皆しら~っとしてます。
同僚の彼、自分自身はパキスタンからの移民で苦労をして大学を出て、アメリカでがんばってきた人。
今もすごく働きものです。だから、アメリカで生まれ育った自分の子ども達が仕事に対して責任感がなかったり、なまけものだったりという欠点は、アメリカで育ったせいだと思っているようですが、私に言わせるとそれは彼の育て方?のせいだと思います。

彼ははっきり言って、”Enabler" 子ども達に責任を負わせることをさせずに、すぐに自分が出て行って助けてしまうので、子ども達だって、”自分でやらなくても親父がやってくれるさ”という感覚なのです。
今回は末っ子でしたが、実は一番上の娘が大学を出るときも、いままで習ってきた日本語を生かせる仕事がいいっていっているんだけど、ということで、地元の日系の就職エイジェンシーを何軒か紹介しましたが、”本人が電話をかけるのがいやだって言っているから、俺がかけてみる”ってあのね~。小学生ですか????
それでやっと見つかった日系の就職先も6ヶ月後には、”職場の同僚のひとりと気が合わない”という理由で辞めて、でも住んでいたアパートの契約は一年間だったので、残りの6ヶ月分の家賃は父親に払わせたとか。
真ん中の息子は友達のいる大学のキャンパスで駐車禁止でチケットを切られた、とその裁判所の呼び出しに父親の彼が仕事を早退して出て行きます。そして、3ヶ月後にまた同じところで同じようにチケットを切られて、また父親が出廷して罰金を払っていました。(あとで返してもらうとは言っていましたが、本当かな~?) そういえばこの真ん中の子のレジュメの添削をしてほしいと頼まれたことがあるのですが、いいよ、と言ったら本人から一言の挨拶もなしにメールにレジュメを添付して送りつけてきて、添削したあと返信しても、Thank youの一言も無かったし。

父親は、自分が苦労している分子ども達は苦労させたくない。他のことに気をとられずに学業に専念してくれればいい。と思っているようだけれど、もっと基本的なこと、教えるの忘れてます。

私は末っ子だし、うちの父親はかな~り私に甘いです。私自身認めてます。
それを知っている彼は、”お前の父親のように甘くはない”って言っていますが、そういうところが全然わかってないのね~というのが私の感想。

駐車禁止のチケットだって、私が大学生で同じ立場だったら、罰金は誰が払うだの、父親が出て行く出て行かない以前の問題で、そんなハズカシいこと、父親に言えませんよ、自分で解決するしかないでしょ~?
うちの両親は経済的には出来る限りの援助をしてくれたけれど、その分そのありがたみも自分で自分のことを解決する責任感も厳しく教えてくれました。
私もムスコくんには教育の大切さと、そのありがたみは絶対に教えていきたいです。
そして、もう少し大きくなったら、仕事をするということ、責任を持って任されたことを終わらせることの大切さをしっかり教えていくつもりです。
それはアメリカで育ったって日本で育ったってパキスタンで育ったって同じこと。

そこのとこ、彼は理解していないし、他の同僚も何も言わないところを見ると、もうあきらめているのかも。

実はもうひとりの同僚も高校生と大学生の子どもがいますが、こちらの子ども達は丸っきり正反対。
大学生の息子は去年の夏はインドの孤児院にボランティアで6週間行っていたし、大学に行きながらレストランのマネージャーとしてお店も任されています。 高校生の娘は全国クラスのソフトボールの選手ですが、大学は家計を考えて全額奨学金でまかなえるところを狙って日々努力中です。どちらもも挨拶もきちっとするし、父親の友達である私にはちゃんと”Mrs McKenna”と敬称で呼びます。彼らだって、”アメリカの若い者”です、いっしょにされちゃ困りますね。




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