週末に手にいれた、日本映画の映画の冊子に2005年に作られたドキュメンタリー映画、ヨコハマメリーが紹介されていました。
映画の解説はこちら 。
私は生まれも育ちもヨコハマのハマっ子です。
小学生ぐらいから、ヨコハマの伊勢崎町や馬車道の繁華街で、メリーさんを見かけていました。
真っ白にお化粧をした顔に、ひらひらのドレス。みんながじろじろとみていることなど、気にもせずに、街角にたたずんでいました。初めは”白塗り”って子どもたちの間では呼んでいましたが、そのうちどこからか、”メリーさん”という名前を聞いてきた友達がいて、それ以来、友人間では”白塗りのメリーさん”と呼ばれていました。
そういえば、街角に立っているところは、見たことがあっても、移動しているところ、どこから来て、何かをしているところは見たことがありません。でも、なんだかそれが当たり前のように、景色の一部のように思っていたみたいです。。。
あの頃はインターネットなんてなかったから、都市伝説だって、知っている人たちの間だけで、静かに伝わっていくだけで、ヨコハマのメリーさんだって、なんだかそこにいて当たり前の人、というだけで別に騒がれる存在でもなかったようです。
中学生ぐらいになると、いろいろと余計な情報も取り入ってきて、”あの人は外人専門のオンリーさんだった”とか、”梅毒で頭がおかしい”とか。”実はすごいお金もちで、戦後毎日銀行からきっかり3万円ずつおろしていて、それでも一生使えきれない貯金が溜まっている。。。”というのもありました。
ドキュメンタリーの解説によると、娼婦だったことには間違いはないようですが、自分のことは語ることが無かったようですね。
メリーさん関連の一番の思い出は、私が中学生だったある日、馬車道を歩いていると、うちの母親に腕をつかまれて、”あなた、あそこに立っている人見える?”って真剣に聞かれました。”うん、白塗りのメリーさんでしょ”って言ったら、うちの母が急に”アー良かった!”だって。何でもその前の週に夜一人で運転していて、人通りの無い街角でメリーさんを見かけたときにてっきり幽霊だと思ったそうで、その日も街角に立っているのを見て、幽霊にとりつかれているのかと思ったそうです。
その日は曇っていたけど、午後の3時ごろなんですけど、幽霊います?真昼間に?
そそっかしい母親です。
でも、長いことヨコハマに住んでいて、メリーさんの存在をしらなかったことに、あらためてびっくり。
メリーさん、2005年か06年に亡くなったそうです。
謎は謎と残したままで。
DVD観てみたくなりました。
