ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯
ヘルマン・フィンケ 高田ゆみ子訳 白水社 2019年7月15日
ごく最近の出版だったんだ。
映画が製作されたあとでの出版。
映画ではラスト近くで現れる将校なんだが、すごく印象的で、実話と知ると更に気になった存在。
まず驚くのが、よくまぁここまで日記や手紙が残っていたものだ!!
戦争末期近くになっても郵便が機能してたなんて。
保存してたのも凄い。
そして、ドイツ側からの視点。
ドイツ軍の中でも、ナチスやヒトラーに疑問や嫌悪を感じる人が確かにいたんだ。
とても流れを止められる状況じゃなくても、なんとか折り合いつけて、人間として行動した人がいたんだ。
生き延びたシュピルマン、捕虜のまま終焉をむかえたホーゼンフェルト……
映画/興行としてはシュピルマン目線で描くのが順当なんだろうけど。
ドキュメントとしてホーゼンフェルト視点があってもいいのにな。
ドイツ軍の中にも苦悩を抱えた人は確かにいるんだ。