ウクライナのメイド喫茶でキエフケーキはいかが? | エンドケイプ公式BLOG

ウクライナのメイド喫茶でキエフケーキはいかが?


先日note(こちら)に書いたようにウクライナ情勢がきな臭い訳だが、そんなウクライナにも模型メーカーがある。
それがこちら「マスターボックス」から出ている「ナナとモモコ」だ。
もう一度書くが「ナナとモモコ」だ。そのネーミングでこのメイドファッションというジャパニーズサブカルチャーを全力で立体化したようなプラモである。パッケージにあえて記す日本語も、きっと海外勢からするとグッとくるポイントなのであろう。
大きさはみんな大好き1/35サイズ。タミヤの戦車に合わすことも出来るサイズ感だ。
そんなナナとモモコ、
優しく微笑んではいるが、どこか狂気的でもある。
萌えに寄せている感じもなく、3次元に寄せたアダルトな雰囲気は、秋葉原というより五反田や大塚の某店にいそうなアングラ感すら漂わせる。
取って付けたような椅子の上の猫もまたシュール。日本式メイドなのに日本らしさが希薄。



箱絵とは全然異なるカラー指定はタミヤではなく、スペインのファレホとイタリアのライフカラーだ。
完成見本を見るともはや「ナナとモモコ」ではなく「エヴーリャとミーヌシュカ」みたいな顔立ちだ。
そんなマスターボックスさん、ミリタリー系はもちろん、ちょいちょい変なフィギュア模型をリリースしているメーカーでも知られる。
過去には降下兵が川で沐浴している女性を覗いているものや「ミナミとマイ」という原宿系女子も模型化している。
良い模型も多くリリースしているのだが、時折メーカーから匂ってくるニッチな闇深さも魅力のひとつ。
それを踏まえて「エヴーリャとミーヌシュカ」を見てみると、2人の上げた口角も外面だけの仮面を被っているように見えてくる。
あ、「ナナとモモコ」か。