タンクの歴史はボストークの歴史
今回はボストークの中でも非常にスタンダードなタンクモチーフのモデルを紹介したい。
チープな白いボストークケースはとても可愛く、中には時計本体がギュウギュウに詰まっている。
-ムーブメントは2414-
金のケースに鮮やかな金の文字盤仕様。状態もとてもいい。
お馴染みのタンクが描かれているが更にそこに三本線のストライプが縦に入っている。
この縦ストライプの図案は他にも幾つか存在していて1991年以降にデザインされたものである。
このモデルは1992年製造。
対してこちらのタンクは80年代から続くデザインで「ボストークの戦車」といえばこの黒い文字盤の戦車が一般的に知られていると思う。
内部は共に同じムーブメントを使用しているがデザインを比べてみるといろいろ違うのが判る。
このふたつ、左の方が確かにデザイン的には古いのだが実はリリースされた年代はほぼ同じだ。
-背面-
ふたつが同年代となぜ判るかといえば背面だ。
左には92年から採用されたメイド イン ロシアの刻印が入っている裏蓋が使用されているのだ。
この裏蓋を確認せずに、黒い戦車図案を業者や個人が「古い」と誤認し70年代や80年代のボストークと明記してオークション等で販売していたりするので要注意。
意図的ではなく本当に間違えてしまっている例がほとんどだと思う。偽物ではないので、年代にこだわりがなければどちらも最高にクールな90年代のボストーク・コマンダスキーに変わりはない。
こうして裏蓋も数パターン存在するので面白い。
この裏蓋を確認せずに、黒い戦車図案を業者や個人が「古い」と誤認し70年代や80年代のボストークと明記してオークション等で販売していたりするので要注意。
意図的ではなく本当に間違えてしまっている例がほとんどだと思う。偽物ではないので、年代にこだわりがなければどちらも最高にクールな90年代のボストーク・コマンダスキーに変わりはない。
こうして裏蓋も数パターン存在するので面白い。
タンクの歴史はボストークの歴史。
なにはともあれ、やっぱりボストークには戦車がよく似合う。