ジオンに対するネオ・ジオン | エンドケイプ公式BLOG

ジオンに対するネオ・ジオン

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ボストークの黒ベゼルの手巻き。

文字盤下の文字がЗАКАЗ МО СССРだからソビエト連邦国防省発注品で、1990年後期くらいのタイプだと思う。

状態はとても良く、ボストークを多く集めていたけれどこのベゼルタイプは初めて手にする。

ベゼルが黒になるだけでイメージはガラリと変わる。

このベゼルは当時のボストーク資料にも載っているので、後付けベゼルとは違う。




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そしてベルトも純正ボストークのラバーベルト。

ベルト上の【Восток】はヴォストーク、ボストークのロシア語だ。
だからボストーク社のロゴは【B】をデザインしたものになっている。
ソビエト崩壊後にいろいろあって2000年以降に立ち上がったボストークヨーロッパは英語表記の【Vostok】を使用しロゴも【V】をデザインしている。
そもそもボストークヨーロッパはリトアニアのKoliz社によるブランドで、軸受けに使われるルビー供給など本家ボストークと様々な流れを汲んではいるが基本別物と考えていいと思う。
ちょうどボストークが弱体・解体前後に出現したので、ジオンに対するネオ・ジオンみたいな存在である。
ちょっと何言ってるか判らないが。

そんなこのベルトかなりレアなものだと思われ、海外のコレクターでも存在を知らない人がいるくらいだ。グレーがなかなかいい味とオモチャ感を醸し出していてグー。


ま、何が言いたいかといえば…



ボストークは浪漫だって事だ。簡潔。



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↑ミューゼオ・スクエアさんに取材を受けた時のページ