初任給3万円で組む平和をよぶ鳩 | エンドケイプ公式BLOG

初任給3万円で組む平和をよぶ鳩


-鳩-

今回は鳩の生態模型「平和をよぶ鳩」を見てみよう。

このタイトルセンス、ボックスアートの雰囲気、そう…以前紹介した「乳牛の秘密」と同じマルサンの1960年代ものである。→「乳牛の秘密を暴け!!
横幅40センチとかなり大きい。 



乳牛とは違い鳩の左右共にクリアーパーツ。

故にこれを組むと、


こうなる。
かなり素晴らしい出来栄えが想像できる。
このマルサンのエデュケーショナルシリーズはアメリカのレンウォール社の金型だ。それに「平和をよぶ鳩」という最高の日本語タイトルをつけて発売していた。
この当時、大学初任給が3万円前後、芥川賞の賞金が20万円に対して、このプラモデルは1200円だった。なかなか手の出せない価格設定である。

マルサンはマルザンに社名変更したのだが、ブランドとしてはマルサンを残していたようで実に解りにくい表記になっていたりする。
 
それはそうと、
 
スケール/実物大の表記がとても誇らしげで素晴らしい。



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