動物ボウリング・サイ | エンドケイプ公式BLOG

動物ボウリング・サイ


バンダイが70年代に出した「動物ボウリング」。
当時のスタイリッシュなボーリングブームに乗っかりながら、野性味を出すという無理難題を強引にクリアしたニッチプラモである。


-モーレツに動く-
これはおそらく丸善石油のCMで小川ローザさんがスカートめくれながら「Oh! モーレツ」と叫び流行語になっことを受けての「モーレツ」表記に違いない‼︎
年代的にも合致する。


-ほぼピン-
思いのほか巨大なピンが入っている。
これをゼンマイで突進するサイが倒してゆくのだ。モーレツ‼︎



箱の裏はそのままピン立て台になる。



-ゲームに使用することば-
これで初心者も安心。
以前の紹介したニッチプラモ「横綱土俵入り」もそうなのだが、ルールや解説のある説明書って好きだ。


スコア用紙も入っていることで、「あれ、もしかして本気でモーレツに動物ボーリングをやらす気だな」と気付きはじめる。



なかなか可愛い顔してる。
このシリーズ、他に「イノシシ」「野牛」もあるのだが、



応募ハガキで他にどんな動物でボーリングさせたいかを募っていた。
抽選でムーミンメダルが当たるのだが、どうやらこのシリーズ続編は幻で終わったらしい。
そこまで当時のちびっ子は動物でボーリングさせる新スポーツに関心がなかったのである。


ちなみにこの迫力あるボックスアートは小松崎茂先生の作品だ。
もうこの箱絵だけで震える価値がある。
モーレツに‼︎


《ニッチプラモとは》
カテゴリー分けすら難しいニッチ(隙間市場)な需要を持つプラモデル。
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