トトロの森のトトロラーメンに行く。
宮崎監督引退である。
そしてジブリといえばトトロ。
そのトトロの森のモデルともなっているのが所沢エリアである。
この所沢の奥深くにとあるラーメン屋がある。
サツキ「お父さん、すごい木!」
いや、サツキ、これは木じゃない。ラーメン屋だ。
名付けてトトロラーメン。
入り口の存在感がなければ背後の森と完全同化してしまう建物だ。
定食・うどん・ラーメン
「迷走」という言葉を辞書で引いたら参考画像になりそうな写真だ。
とりあえず、なんでもあるトトロラーメン。
ところ狭しと並べられたサンプル。
上段の小物をなんとかすれば、もっと商品を整頓できたはずだ。
さっそく突入してみようとドアを開けようとするが開かない。
鍵がかかっている訳ではない。
建物の歪みで開かないのだ。
「サツキ、ウラの勝手口を開けて」
思わずそう言いかけるところを強引にこじ開けると…
!!
まず目に入ったテーブル。
あきらかにご飯がある…
すごい。
家だ。
完全に人の家だ。
迎え入れてくれた店のおばあちゃんはすぐに奥に引っ込んでしまった。
家だ。
サツキ「マックロクロスケ出ておいで」
棚の奥からこちらを窺うマックロクロスケが見えた気がした。
それにしても
やはりどう見ても家だ。
だってさ…
背後で孫たち(推測)がポケモンに夢中なんだもの。
店のおばあちゃん引っ込んだままだし、
せっかくだから、
孫のポケモン止めさせて写真を撮ってもらった(孫撮影)。
それにしても店という意識がゼロである(いい意味で)。
なんだかここの家族の一員のような錯覚すらおぼえる。
しばらくすると、おばあちゃんが出てきたのでメニューを見る。
みそラーメンにだけキラリと光る(自家製)の文字。
自家製、それは強い自信のあらわれである。
こうなるともう選択肢は味噌ラーメンしかない。
背後では相変わらず孫軍団がポケモンに夢中だ。
しかも流行にのって「倍返しだ!!」を連呼している。ピカチューもいろいろ大変である。
暇なので、
お店をくまなく観察すると、
お馴染み雑誌コーナーを発見。
ホコリがかぶり長年誰も手にしていないようだ。まさにススワタリ。
どれどれマガジンでも読むか。
!!
まさかの鈴木 紗理奈さん。
しかも見出しがアイドル ニュースタイル。
あれ…彼女そんな新人だっけな…
ゆっくり年号を見ると…
1996年
17年前である。
1996年といえば「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」が放送終了した年である。
それからずっとここに存在する凄さ。
よく見るとどれもそれくらいの漫画本だ。
ずっと時を止めてそこにあったのだ。お客さんは来ているのか?
サツキ「お父さーん。やっぱりこの家、何かいる」
僕もそう思うよ、サツキ…
気になって単行本を手にすると
「サスケ」1961年~1966年
時間が完全に止まっている。
ちなみにすごい偶然だと思うが、以前宮崎駿監督はこのサスケの作者の白土三平氏からも影響を受けたと語っている。
さすがトトロラーメンである。
ちょっとしたテーマパークにすら思えてくるから不思議だ。
そうこうするうちにラーメンが出来上がる。
時間は止まっていてもラーメンはいい感じ。
自家製味噌も味わい深く美味しくいただいた(孫撮影)。
そして
結局このトトロラーメンの本当の店名は判らずだった。
おばあちゃんに会計時いろいろ訊こうと思っていたが、会計がまさかの孫だった。
小学生に500円渡して店を出る。
結局、親戚の家でラーメン食べてきた感覚だけが心に残った。
数時間たつと本当にあのラーメン屋はあったのだろうかとすら思えてくる訳で。
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
森の中に むかしから住んでる…
そしてこの翌年再びトトロラーメンへ向かったのである。
[ 秘境トトロラーメン再び・2014 ]
ツイッター:https://twitter.com/endcape
そしてジブリといえばトトロ。
そのトトロの森のモデルともなっているのが所沢エリアである。
この所沢の奥深くにとあるラーメン屋がある。
サツキ「お父さん、すごい木!」
いや、サツキ、これは木じゃない。ラーメン屋だ。
名付けてトトロラーメン。
入り口の存在感がなければ背後の森と完全同化してしまう建物だ。
定食・うどん・ラーメン
「迷走」という言葉を辞書で引いたら参考画像になりそうな写真だ。
とりあえず、なんでもあるトトロラーメン。
ところ狭しと並べられたサンプル。
上段の小物をなんとかすれば、もっと商品を整頓できたはずだ。
さっそく突入してみようとドアを開けようとするが開かない。
鍵がかかっている訳ではない。
建物の歪みで開かないのだ。
「サツキ、ウラの勝手口を開けて」
思わずそう言いかけるところを強引にこじ開けると…
!!
まず目に入ったテーブル。
あきらかにご飯がある…
すごい。
家だ。
完全に人の家だ。
迎え入れてくれた店のおばあちゃんはすぐに奥に引っ込んでしまった。
家だ。
サツキ「マックロクロスケ出ておいで」
棚の奥からこちらを窺うマックロクロスケが見えた気がした。
それにしても
やはりどう見ても家だ。
だってさ…
背後で孫たち(推測)がポケモンに夢中なんだもの。
店のおばあちゃん引っ込んだままだし、
せっかくだから、
孫のポケモン止めさせて写真を撮ってもらった(孫撮影)。
それにしても店という意識がゼロである(いい意味で)。
なんだかここの家族の一員のような錯覚すらおぼえる。
しばらくすると、おばあちゃんが出てきたのでメニューを見る。
みそラーメンにだけキラリと光る(自家製)の文字。
自家製、それは強い自信のあらわれである。
こうなるともう選択肢は味噌ラーメンしかない。
背後では相変わらず孫軍団がポケモンに夢中だ。
しかも流行にのって「倍返しだ!!」を連呼している。ピカチューもいろいろ大変である。
暇なので、
お店をくまなく観察すると、
お馴染み雑誌コーナーを発見。
ホコリがかぶり長年誰も手にしていないようだ。まさにススワタリ。
どれどれマガジンでも読むか。
!!
まさかの鈴木 紗理奈さん。
しかも見出しがアイドル ニュースタイル。
あれ…彼女そんな新人だっけな…
ゆっくり年号を見ると…
1996年
17年前である。
1996年といえば「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」が放送終了した年である。
それからずっとここに存在する凄さ。
よく見るとどれもそれくらいの漫画本だ。
ずっと時を止めてそこにあったのだ。お客さんは来ているのか?
サツキ「お父さーん。やっぱりこの家、何かいる」
僕もそう思うよ、サツキ…
気になって単行本を手にすると
「サスケ」1961年~1966年
時間が完全に止まっている。
ちなみにすごい偶然だと思うが、以前宮崎駿監督はこのサスケの作者の白土三平氏からも影響を受けたと語っている。
さすがトトロラーメンである。
ちょっとしたテーマパークにすら思えてくるから不思議だ。
そうこうするうちにラーメンが出来上がる。
時間は止まっていてもラーメンはいい感じ。
自家製味噌も味わい深く美味しくいただいた(孫撮影)。
そして
結局このトトロラーメンの本当の店名は判らずだった。
おばあちゃんに会計時いろいろ訊こうと思っていたが、会計がまさかの孫だった。
小学生に500円渡して店を出る。
結局、親戚の家でラーメン食べてきた感覚だけが心に残った。
数時間たつと本当にあのラーメン屋はあったのだろうかとすら思えてくる訳で。
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
森の中に むかしから住んでる…
そしてこの翌年再びトトロラーメンへ向かったのである。
[ 秘境トトロラーメン再び・2014 ]
ツイッター:https://twitter.com/endcape