みなさんこんにちは。
今回観てきた映画は『佐々木、イン、マイマイン』です。公開当初見逃してしまったので今更ながら鑑賞。前評判がとてもよかったので期待していました。そして結果を遥かに超えてきました。内山拓也監督の作品は観たことありませんでしたが、撮影にに『宮本から君へ』のスタッフが携わっているらしく、今作も夥しい熱量を帯びたものでした。人と人がぶつかることで生じる感情の爆発とその後の静けさ、両極端な人間に見える主人公の悠二と佐々木も、表裏一体で鏡のような存在なんだなと。僕の語彙力ではうまく表現できないのですが、誰しもが体験したことのある「あの頃」ってありますよね。学生の時の幼稚で馬鹿げた友達と過ごした時間とか同じ夢を持った人と語り合ったりとか。人それぞれ全く違う記憶でもあの頃の思い出という点では一緒なんだなあ。胸が締め付けられるような思いでみていて映画の最後には僕も感情が爆発していました。誰しもが通った道だからこそ痛々しくもどかしい、だけどとても爽快感がある、そんな映画でした。
最近昔のことについて考えることが増えました。観た映画から自分に視点を当てて考える時間って良いですよね。おわり。