みなさんこんにちは。
今回観た映画は、『Swallow』です。ポスターを見ると今作主人公のハンターが口元に画鋲を近づけていて、今にも飲みこんでしまいそうな感じで既に緊迫感が。主人公が異食症であるとは知っていたので飲み込むものがエスカレートしていってハラハラする感じのやつかー、みたいに漠然とスリラー系の展開を予想してました。
結論から言うと、良い意味で期待を裏切られました!!もちろん異食症自体とても奇妙なもので目を背けたくなるような描写も予想通りあったのですが、それ以上にセンシティブな映画でした!普通食べる対象でない"モノ"を体内に取り込むという異常性に勝るほどに全体的に感情表現が豊かであり、最後のとある人物の家でのシーンは見応え抜群です。
さらに、近年テーマに挙げられることが多い古臭い男社会について、この作品でもメインテーマとして取り扱われていました。ハンターは夫の家族が富裕層であることや価値観の違いなどから日々ストレスをため込んでいることで異食症になっていきます。そこでは夫と夫の父親からは1人の人として扱われる様子はなく、終始"モノ"として扱われているような感じがしました。そんなシーンがいくつかあります。唯一、夫の母親は寄り添ってくれるようなところも見受けられましたが、夫たちには敵わず、男尊女卑は根絶えていないことを痛感させられました。さらに、ハンター自身の生い立ちに関係する終盤の展開はかなり衝撃的で圧巻でした。
これらのテーマが相まってエンドロールでは感極まってしまいました。なるべく何も情報を入れずに観ることをオススメします!