誰かの打ったツーランホームラン | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

夜中に目が覚めて、

 

あれも夢だったのかな。

そんなに簡単に不安が払拭されるわけないよな。

きっとそのうち薄っぺらい封筒の不採用通知が届くんだろな。

 

 

カーテンの隙間からぼんやり月灯り。

 

 

だんだん頭が冴えて来て、

いやちょっと待て。

あの後、一時間くらい居て事務の人から書類を10枚くらい預かって帰ったよな。

「郵送でなくていいです出勤初日に持って来てください。わからない所は空欄のままで」

やっぱ現実だ。

そか。

 

給料は前職より2万くらい下がるボーナスも下がる。年収にして50万くらい減るのかな。

でもね、

そこじゃねえ。

出勤早く退勤も早い休み多い家から遠くない・・・ギター弾く時間が取れる、これ一番大事。

「ラフなかっこでいいですネクタイとか要りません。好きな私服で来ていいですから」

おー

新しく(また)買った2着のMA-1とNIkeとadidasの4枚のパーカー、玄関にいっぱいあるBLAZERとPATRICKが無駄にならないぜ。これそこそこ大事。

 

 

女の人が一緒に居てくれてる体(てい)で服とか買うからさ。

実際問題、着る機会ないんだよ。

 

「うんうん。」妙に納得するな娘。

 

さってっとっ

 

 

そんなわけで3時に目が覚めちゃって眠れなくなった。

布団の中でなんとなく考えてて「ふと」気がついた。

数ヶ月前、2台の外付けHDが同時に死んだ。ってことは恐らく何らかの突発電流が飛び込んだんだろう。

合計で8TB(!!!)過去10数年分数十万コマの撮影画像が吹っ飛んだ。「マザーボードを取り寄せて移植」とも思ったんだけど俺にそこまでのハンダ付けスキルはない(だって小指の爪の1/3くらいのICを移植すんだよ?)

 

あー・・・あの画像とかもだめなのかー あれももう出せないんだ。あれもこれも全部だめになっちゃったのかぁ・・

 

そりゃしょうがないけどさぁ

 

これ全てを諦めて気持ちを新たに。ってことなのかな。

「カメラマンとしての歴史はもう無い」てことかな。

 

いやちょっとまて。

このmacのメールの送信済みとかゴミ箱に残ってないか?全部なんかあるわきゃないけどリサイズしてGmailに送ったりしてたよな(俺は常用アドレスが二つあって自分から自分に画像をやり取りする)

 

 

あったよたったの369コマだけど。