限りなく透明に近い瑠璃 | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「リミットが月曜日」

「今日明日で仕上げないとならないから」

「今日どこまでやっちゃう?」

始業後すぐオフィスで仲良し管理職と立ち話。

 

 

「ばらばらばらばらばら」

 

 

頭の後ろで音がして冷たい大きな幕が一気に下がってく。

視界が瑠璃色(るり色)。

 

(やべ。)

 

脇のイスの背を左手で掴んで倒れないようにする。

しゃがみたい。座り込みたい。

だめ。

周りの皆んなが心配する。

 

 

こんな酷い立ちくらみは初めてだ。

 

 

小学校の月曜の朝、朝礼で倒れる女子の気持ちがわかった。

これが貧血ってやつか。

初めてなった。

朝から頭が働かなかったキレが悪い。

頭の後ろ首の上、左側がズキズキズキ・・

脳みそ「ぼわん。」とした感じ。

午前中3回目の立ちくらみで、これちょっと変だ。

血圧測ってみた。

入所者用の血圧計二種類使って3度測った。

平均値、

 

125/66

 

こんな血圧、見たことない。

 

両手の指先が軽く痺れてる。

ろれつが回らない(のはいつものこと)

ディスプレイや動くものを目で追うのがキツい。

なんだろうこれ?

俺の家系に卒中も梗塞も糖尿も居ない。

 

 

きっと、

人って、

こうやって死ぬんだな。

「あ。」「あれ?」と感じたまま。

それならそれでいいや。

たくさんの迷惑を掛けたし大勢嫌な気持ちにさせた。

こういうバチの当たり方もあるんだろう。

覚悟は出来てる。

充分出来てる。

んだけどね、

あさってにしてね。

 

明日夜は男焼肉。



目が覚めなかったらごめん。