夏の旅 虹の雫 | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「夜歩くなら懐中電灯、ヘッドライト? 頭に付けるやつ必要ですね」

 

(災害備蓄品の中に3個あるよ。持ってくれば? ・・あ。)

 

「朝さっむい」

「羽織るもの、もう一枚持ってくるんだった」

 

(倉庫行ってガウン持って来ちゃいなよ。いっぱいあんだから、いーよ使っちゃって。現在国内にあるガウンの80%は年内で使用期限が切れる。どうせ廃棄だ使っちゃえ・・あ。)

 

会社じゃねえし。

山の宿だし。

俺の感覚がだいぶ倉庫にやられてるのか、会社を忘れられないのか。

 

 

今もまだ『マスクありき』の仕事だから、日に3回か4回「やべっ」「マスクしてないっ」と激しく狼狽える。

あ。いーのか、山ん中だ。

鬱蒼とした原生林、抜けると日陰一つない草原。

見上げる太陽に輪、その縁に虹が掛かる。これは『彩雲』とは違うんだろうか?

目の前に鹿の群れ。

この距離だったらライフルいらないんだろなぁ。拳銃とか矢とかで狩れるんじゃない?と思う。

狼が滅びて以来、この国の鹿には天敵が居ない。一説には「熊が天敵」とも言うけれどそれヒグマのことでしょ?

鹿は害獣。人間が天敵になるべきじゃない?

とか考えるけど、どーでもいーそこどいて。

 

 

 

会社に居る方が比べものにならないくらい楽。

写真を撮ってる方が全然楽しい。

お金は勿論、写真の方がいい。

山はキツいほんとにキツい。

 

 

山に上がると『夏の旅 / 松岡直也』を聞く。

もう20年近いのか。