こんきょ | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

職場でトイレに入ってしゃがんで、出て手を洗おうとして、

 

何もしてない。

 

何も出してない。

 

考え事だけして出て来ちゃった。

「くるり」個室に戻る。

 

だーいじょーぶか俺?

 

何をやってるんだ俺?

 

何もしなくてもお金貰えるんだけどね。

何もしないことを誰も悪く言わないんだけどね。

「いつかまた忙しくなる(かも)」を前提にしてるからね。

これでいいと言われればこれでいい。

うちがほんとに忙しくなったら只事じゃない。

そらそーだ。

 

誘ってくれてる職場の方が、忙しくて毎日充実するだろう。何より必要としてくれてる。

でもね、

途中で投げ出したくはない。

環境が悪いわけじゃないし不満があるわけでもない。

世の中が平和だから俺達がひま。

それはいいことだ。

 

「もう要らない」

「もうここお終い」

そう言われるまで、自分のことを考えようか。

あれ以来ずーっと無茶してガタが来た関節の回復。

停滞気味のギターの上達。

楽して暮らして、とうとう住めなくなったこの家から引っ越し。

なんとかなるよ。

 

多分。

 

 

 

廊下で前を歩いていた、この施設で一番偉い人。

立ち止まって「くるり」振り向いて、

 

「kenさんはどこか応募してるの?」

 

いえ。

自分は全く。

どこもしておりません。

 

(そら来た。だがそこじゃねえ。後ろ歩いてるのが何故俺だと分かった? 忍者かお主?)

 

「そうなんだ。」

「何で?」

 

せっかく呼んで頂きましたので、こちらが終わる迄、働かせて頂こうと思ってます。

人それぞれ色んな考えがあるとは思いますが、自分には無責任に感じます。

 

「そっかぁ」

「まぁkenさんならね、どこでも欲しがるだろうからね」

 

(いやだからさ、その根拠は何だよ?根拠はよぉ?)

 

 

 

 

それはおんなのひとにいわれたいもんだ。