エンカレッジメントヨガの特徴
一般にヨガは、体が柔らかくないとできないと思われがちですが、実は、リハビリ要素とここちよさ両方を併せ持つことから、高齢者の運動に適していると考えています。
また、深い呼吸も特徴。高齢になると呼吸がかなり浅くなりますが、体をほぐすことで呼吸しやすくなります。
高齢者のヨガというと、危険や体への負担を心配される方もいらっしゃるかもしれません。
エンカレッジメントヨガでは、高齢者施設勤務経験15年の看護師監修により、高齢者の体や日常生活の動きを理解した効果的で安全なヨガポーズ を取り入れています。
参加者の体の状態や希望によって、ヨガマット、椅子、車椅子でもご参加いただけます。
ヨガマットでのヨガは、首や肩の力が抜けて動きやすく、心地よさも感じやすい。また姿勢改善にもつながりやすいため、可能な方はヨガマットでのヨガをお勧めしています。
2人のインストラクターで実施することにより、
集団プログラムの楽しさを共有しつつ、
お一人おひとりの参加者の心、体の状態に合わせた個別対応をしています。
高齢者施設に入居された方の中には、自信や意欲の低下、不安を感じている方や、認知症等により興味が低下したり、拒否的な方もいらっしゃいます。
アドラー心理学ベースの「勇気づけの法則®︎」を取り入れ、無理強いすることなく、おひとりお一人のありのままの存在を尊重し、安心してヨガに参加いただけるよう心がけています。
参加当初は、他の方と比べたり、頑張りすぎたり、できないからと見ているだけの方も、徐々にご自分の体の状態を感じて調整し、心地よさに焦点を当てる方が増えています。
普段の生活ではしないような動きをチャレンジポーズとして取り入れています。「あ!できた!」という発見の場になり、意欲向上につながります。動ける方にとっては、運動機能の低下を防ぐことにもつながります。
ポーズとして完成しなくても、安全面を確保した中でのチャレンジを楽しめる場として人気があります。終わった時の皆さんの表情からそれを感じます。