本日、Twitterにもあげましたが、兵庫県の小学3年生の男の子が登校しました。2年生の3学期から五月雨登校が続き、3年生になっても安定せずGW明けから行けなくなりました。訪問カウンセラーの受け入れはよく、いい関係が築け、夏休みに登校刺激となりました。

 

家庭内の状況もそこまで悪くなくご主人の父性対応も機能しており、比較的安定していましたが、いざ本人と話をしてみると

 

「何だかな~と行こうかな~と思うけどやっぱり嫌かな~」

 

とふわふわしたものでした。学校が疲れるとのイメージがあり、疲れるところにまた行くのは気が重いといった感じでした。少しずつ放課後とか行ってみようかな~と曖昧なものだったので

 

「このままその意識でやっていてもどんどん行きにくくなるよ。もっとしっかりと行こうと思わないと学校は行けない。行きたい気持ちがあるならしっかりやろう」と少し厳しく伝えました。すると

 

「どうしても無理ではないからやってみる」

 

とだんだんと頑張ろうという気持ちになり、カウンセラーとスケジュールを組みました。それでも登校日までに気持ちの整理と準備をしたいということで、今日の登校日となりました。夏休みから約2か月と少し準備期間が長くなりましたが、本人が納得して少しでもいい状態で迎えられることが一番なので本人の意思を尊重してこの日に決めました。それまでは、家庭学習と放課後登校を週に1回から2回と増やしていくということにして準備してきました。放課後登校は最初は渋るときもありましたが、後半はしっかりと登校してその頃には行けるという自信につながっていたようです。登校日前日はお母さんなしのカウンセラーとの放課後登校でしたが、それも問題なく、学校に置いておく荷物を全部自分で持てると頑張って歩いていました。その姿はたくましくすら感じました。しかし、「帰りにはランドセルってこんなに重かったっけ?」と苦笑いしていたようでした(笑)

 

当日も問題なく登校できたので、準備期間は長かったですが、しっかりと自信をつけて登校できたのでよかったのではないかと思っています。お母さんも「復学支援を受けていなければきっかけのないまま行けなかったと思います。」としっかりと自分で朝から登校できたことをとても喜んで感謝してくれました。登校刺激のときのふわふわした意識では登校は難しかったと思いますし、そこからしっかりと前を向いて頑張っている姿に変わっていったことは大きな変化だったと思います。

 

これからが大切ではありますが、登校日当日としては上々のスタートです。明日以降もしばらくは大変だと思いますが、前を向いて頑張ってほしいです!