データドリブンとは、課題に対して、収集したデータを分析し、その結果に基づいて意思決定をするビジネスプロセスのことである。企業の意思決定や企画立案において、経験や勘を頼りにせず、そういった行為とは真逆の考え方・行動で、データ収集・分析・可視化・意思決定による業務プロセスのことである。

 

・経済産業省は、2014年6月20日に、企業が壁を超えてデータを共有・活用(利活用)し、新たな付加価値を生み出し、またビジネス創出を目指すデータ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会」を設立した。7つの大学・企業・団体から先進的な取組事例が紹介された。

 

データドリブンのプロセスをとることにより従来型の勘と経験に頼る経営判断を下すのではなく売上データ各種基幹システムIoTによるデータAIに基づくデータなどを参照し、現在の経営状況を正確にとらえた上での経営判断をくだすことができる。

 

・市場の変化がスピードを増す中、前例のない新しい課題に取り組むためには、データをビジネス判断の根拠とするデータドリブンよりも、KKD法(プロジェクトの推進において、「勘、経験、度胸」を頼りにするという考え方)が重要視するのではなくデータをビジネス判断の根拠とするデータドリブン企業となることが求められる。

 

KKDは日本語の「経験」(KEIKEN)、「勘」(KAN)、「度胸」(DOKYOU)の頭文字を取ってできた言葉で、製造業を中心に職人の技として昔から続いている手法です。