
春になりました。
冬に降った雪も溶け、あたりは、緑の草原に変わっていきました。
この草原には、1軒の家と、大きな1本の木がありました。
この家には、1人のおじいさんが暮らしていました。
ある日、この草原に、ユウリという男の子がやって来ました。
ユウリとおじいさんは仲良しで、いつも大きな木で
木登りをしたり、木陰でひと休みをしたりして遊んでいます。
ユウリとおじいさんは、この木が大好きでした。
しかし、ユウリが帰ると、おじいさんはこの木が大嫌いになります。
なぜかと言うと・・・・・
春の日の朝・・・・・
おじいさんはいつものように、気持ちよさそうに眠っています。
しかし、木には小鳥たちが集まり
「ピーチク、ピーチク」と、鳴いています。
おじいさんはその小鳥がうるさくて、すぐに起きてしまいます。
夏の日・・・・・
いいお天気だったので、洗濯物を乾かそうと
家から木に長いひもをつるし、乾かしました。
しかし、木の影になって洗濯物が乾きません。

秋の日・・・・・
落ち葉をかき集め、掃除をしていました。
しかし、何度も集めても、落ち葉は風に吹かれて
またどこかに飛んでいくのです。

冬の日・・・・・
雪かきをしました。
木の周りがきれいになったので、家に戻ろうとすると
木から雪がドサッっと落ち、雪かきをした意味がありません。
そこで、なにもかもが嫌になったおじいさんは
オノを持ってきました。
そして、木を切り倒してしまいました・・・・・。

月日は流れ・・・・・
季節は春になりました。
しかし、おじいさんは春になったことが分かりません・・・・・。
だって、朝になっても、小鳥は集まって
「ピーチク、ピーチク」と、鳴かないんですから。
おじいさんは木を切ったことを、とても後悔しています。
おじいさんは新しい芽が出るのを待つことしか、出来ませんでした。
娘の書いた物語にどうぞあっまぁ~ぃ♪評価をお願いしますっ!
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次女:遥が小学5年生の時に書いたものです。
改編なし、文中の挿絵も次女の書いたものを
忠実に再現してみました。
なんとなく文章の繋がりが変?とか
挿絵のおっさんが変?とか
苦情も多々あるだろうと存じますが
ご了承くださいませっ(*- -)(*_ _)ペコリ