もうひとつの花見の物語 | ×××えんちの事情×××

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桜並木の湖畔を走りながら・・・

 

ここの桜は、まだ蕾だ・・・とあなたは言った。

 




流れる景色を横目で見ながら・・・

 

その小さな蕾があなたには見えているの?

 




私はあなたの目に映る蕾を見てみたいと思った。

 

走りゆく桜並木の小枝の端を、じっと目を凝らして眺めてみた。

 

けれど私にはその蕾を見つけることができなかった。

 




どうしても分からないの・・・蕾・・・どこ?


本当に見えてるの?必死になる私に向かって


あなたは笑いながらこう言った。





葉桜の木の下に、桜の花びらが落ちてないでしょう?


落ちてないってことは、まだ満開じゃないってこと・・・


だからまだこの桜は蕾なんだってことだよ。





あ~そういうふうに見た蕾だったのか・・・。


やられたなっ・・・と口にして


大人だな・・・と思い


またあなたを好きになってしまったなとちょっと照れる。





湖畔の昼下がりは純情ひと色に染められて・・・


やっぱり手も握れない二人は微妙・・・。





そんな花見の物語・・・。


心 桜 ひと色に・・・。


淡く 切なく ひと色に・・・。


そんな花見の物語・・・。









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