『やかん』
昔、ある浜辺に、
やかん が、打ち上げられて
いました。
これを見つけた男が、
「何だこれは? ずいぶんと
変わった形だが」
と、やかんを持って考えて
いると、そこへ大勢の村人が
集まってきました。
やってきた村人たちも、
これが何だかわかりません。
「それは、何だ?」
「いや、それがわからぬ」
「おかしな物だな」
「何に使うのだろう?」
みんなで考えていると、
普段から物知りを自慢に
している男がやって来て
言いました。
「何だ、これだけ集まって、
誰もそれをしらねえのか?
それはな、かぶと だ」
「そうか、かぶとか。
しかしかぶとにしては、
口がついているぞ。
おかしいじゃないか」
誰かが文句を言うと、
物知り男が言いました。
「それくらいも
分からんのか?
いいか、これをかぶると
耳がふさがるだろう。
その時、この口を耳に
持っていけば、音が
聞こえるのさ」
「なるほど。しかしそれなら、
右と左の両方について
いそうだが」
「それはだな。何もない方は
ねころぶためだ。
両方に口があったら
寝にくいだろう」
♪ちゃんちゃん(おしまい)
村人さんも、物知り男さんも、
どうやって、お湯をわかして
いたのかな?
(左から、大阪土天神(大阪)、柏の下総土天神
(千葉県))
( 石焼人形 (京都市))
(左から、弘前の下川原人形(青森県)、
玖珠の赤兵子天神 (大分県))
大勢の、天神さま に、登場して
もらいました。
恵比寿や大黒と並んで、日本人にとって
最も身近な神は、天神様 ですね。
もともと、天神信仰は、平安時代に
菅原道真公を 怨霊神として
祀ったことが、始まりだが、学徳に
優れた公は、後の時代になって、
学芸の神としても崇敬を集めるように
なります。
江戸時代には寺子屋での手習いの
上達を願い、今も正月二日の書初めは、
天神様の前で行う地域もあります。
現代では受験の合格を祈願して、
全国津々浦々にある天満宮、天神社
には多くの参詣客が訪れます。
参詣客の増加に伴い、授与品や
土産物としての天神人形が各地に
生まれました。さらに天神人形が
節句人形として求められるように
なって、種類が増え、最盛期には
千を超すとも言われました。
今日、ご紹介の天神様たちは、
とても、小さく、高さが、
4cm〜7.5cm くらいのものです。
ほんなら、今日は、この辺で。
それでは、
今日の、「コトワザ」
こんなん、おもいだしました!
「付け焼き刃はなまり易い」
読み 「つけやきばはなまりやすい」
意味 一時しのぎで身に付けたものは、
すぐにぼろが出てしまうということ。
「付け焼き刃」は、切れ味の悪い
刃に鋼(はがね)の、焼き刃を付ける
こと。転じて、その場しのぎの急いで
覚えた知識や技術。
付け焼き刃 は、切れ味の良さそうな
見た目をしているが、実際には
もろくて、すぐに駄目になることから。
「付け焼き刃は剥げやすい」
ともいいます。
それでは、今日も、
ブログアップ、おそくて、
申し訳ありません。
グズで、ドジで、ダメダメな、ten
ですが、生涯、好きな勉強を、楽しく
していきますね! がんばるね!
ほんなら、今日も、
いつも、ありがとうございます。
さようなら、こんにちは!
🌻