こんにちは、ten です。
アメブロ投稿、1908 日目です。
ほんなら、今日は、何の日?

6月22日 は、何の日で、
どんな出来事があった 日 なのか?
記念日の由来や、関連する お花、雑学、
昔話に、郷土の玩具などを、あわせて
紹介していきますね。

それでは、今日のお花!
6月22日の、今日のお花



[花言葉 「悲しみを忘れる」

《  萱草 (かんぞう)  》 ]


ユリ科ヘメロカリス属(ワスレグサ属)の

多年草の総称で、葉は刀身状。

夏に黄色や橙色のユリに似た大きい花を

数個開きます。

開花時期は、7月〜8月

花は1日でしぼむので、切り花には、

向きません。


若葉や花は茹でると食べることが

出来ます。



ほんなら、今日の記念日!


「らい予防法による

 被害者の名誉回復及び

 追悼の日」

厚生労働省が、2009年より実施。


2001年の、6月22日

「ハンセン病補償法」が、公布・施行

されました。


厚生省主催による追悼の行事が行われ

ます。


「日韓条約調印記念日」

1965年の、6月22日

「日韓基本条約」等の調印式が、

行われました。


この条約をもとに、この年の、

12月18日に、日本と韓国との間で

国交が回復しました。


「ボウリングの日」

日本ボウリング場協会 が、

1972年に、制定。


1861年(文久元年) この日附けの

英字新聞、The Nagasaki Shipping

List and Advertiser紙に、長崎外国人

居留地に日本初のボウリング場が開設

されたと掲載されたことから。


〜などなど〜

 

それでは、今日は、百物語!

6月22日 の、百物語



『入らず山の鬼婆』


 昔々、ある山の麓の村に、キノコ採りの

上手なおじいさんがいました。


 秋のある日、おじいさんは籠を背負って、

いつもの山へキノコ採りに出かけました。

 けれど他の人がとった後らしく、キノコは

全く見つかりません。

「せっかく来たのに、このまま手ぶらで

 帰るのも悔しいな。

 ・・・そうじゃ。入らず山へ行って

 みよう。 あの山には鬼婆がおると

 言うが、明るいうちに帰ればどうと

 いう事もあるめえ」

   おじいさんが入らず山へ入ってみると、

シメジでも、シイタケでも、マイタケでも、

そこら中に生えています。

「これはすごい。誰もとらんから、

 キノコがいくらでも生えておるぞ」

   おじいさんが夢中でキノコを採っている

うちに、日が暮れてしまいました。

「さて、籠がいっぱいになったはいいが、

 こうも暗くては帰り道がわからんぞ。

 ・・・仕方ない。一晩泊まっていくか」

   おじいさんは焚き火をおこすと、

その焚き火でキノコをあぶって食べはじめ

ました。

 するといきなり、鬼婆が現れたのです。

「やい。おらにも食わせろ!」

   鬼婆は二本の角が生えたぼさぼさの

白髪頭に。真っ赤に光る大きな目玉、

そして耳まで裂けた大きな口にギザギザの

歯が生えています。

「へっ、へい、ただいま、焼きますで」

   おじいさんが震えながらシシタケを

取り出すと、鬼婆は怖い顔で言いました。

「シシタケ!

 おらでさえ、めったにとれんシシタケを!

 この入らず山は、おらの山だ。

 おらの山を荒らして、無事に帰れると

 思うなよ。

 足の一本ぐれえは、置いていって

 もらおうか」

「そんな、どうかご勘弁を。

 入らず山には、二度と入りません。

 シシタケも、他のキノコも、全部

 差し上げますから、どうか見逃して

 くだせえ」

   おじいさんがいくら謝っても、鬼婆は

許してくれません。

「さあ、足をよこせ! 右足か?

 それとも、 左足か?」

   その時です。

 焚き火がパチっと跳ねて。鬼婆の大きな

右目に飛び込みました。 

「あちぢちぢっ!」

   鬼婆が、飛び跳ねているすきに、

おじいさんは逃げ出しました。

「待てーっ、逃がしはせんぞー!」

   鬼婆は右目を、押さえながら、

ものすごい勢いで追いかけてきます。

 おじいさんは、ありったけの声を

張り上げました。

「山神(やまがみ)さま〜! どうか、

 お助けくだせえ〜!」

   すると空から紫色の雲がすーーっと

おりてきて、おじいさんを救いあげて

くれました。

 鬼婆は悔しがりましたが、空の

上ではどうする事も出来ません。


 紫色の雲は、おじいさんを家まで

運ぶと、また空へ戻っていきました。

「山神さま、ありがとうごぜえます!」

   命拾いをしたおじいさんは、

それから山へ行くたびに、お礼ね

お供え物を持って行きました。

 でも、入らず山には、二度と

行かなかったそうです。


(おしまい)


キノコ採り名人のおじいさん、

山神さまが、助けてくれて、

よかったですね。


でも、おじいさんは、鬼婆に

脅かされた、

被害者 なのかな?

鬼婆は、自分の山に入られたのに、

キノコをとられたりしたのに、

悪い加害者 なのかな?


それでは、今日の「四字熟語」

「私利私欲」

読み 「しりしよく」

意味 「私利」自分のための

 利益。

  「私欲」自分だけの

 利益を考える気持ち。


自分だけでは、生きられない自分を

忘れないようにしたいですね。


ほんなら、今日の郷土玩具!


今日の、郷土玩具は?、

昨日、夏至のお祭りが、

行われた、伊勢

郷土玩具を紹介しますね。


伊勢の練物『亀』


三重県伊勢は、昔から木工業が盛んで、

加工の際に出る木粉を糊で練った、

練り物玩具が、古くから作られて

きたそうです。

この玩具は、真っ赤な亀の練物玩具です。

甲羅に糸が通っており、糸の先には糸車、

もう一方には引き手が付いています。

甲羅の両側の釘にゴム仕掛けを、つけ

引き手を引くと糸車が、回転し、

亀が走り出すという仕掛けになって

います。


(真っ赤な亀 くん、魔除けの祈りも

こめられているのかも、しれませんね)


それでは、今日は、この辺で。


梅雨入りしたみたいですね。

みなさん、どうぞご安全に、

お過ごしくださいね。


それでは、今日も、

良い日になりますように!

こんにちは、さようなら、

いつも、ありがとうございます。

 m(._.)m