こんにちは、ten です。
アメブロ投稿、1897 日目です。
それでは、今日は、何の日?

6月11日 は、何の日で、
どんな出来事があった 日 なのか?
記念日の由来や、関連する 雑学、
昔話 に、お花 などを、
あわせて紹介していきますね。

ほんなら、今日の記念日!

「雨漏り点検の日」
本格的な梅雨のシーズンを
前に、建物の雨漏りの点検を
しようということで、
全国雨漏検査協会が、
1997年(平成9年)4月に、
6月11日を、記念日として
制定しました。

全国雨漏検査協会では、
紫外線に反応すると青く
光る検査液を使う新手法で、
雨漏り発見に努めています。

「傘の日」



全国雨漏検査協会が、
1997年(平成9年)4月に、
制定。

6月11日が、雑節の一つ
「入梅」になることが
多いことから。

「国立銀行設立の日」
1873年(明治6年)、
日本初の銀行、
第一国立銀行(後の第一勧業
銀行、現在のみずほ銀行)が、
設立されました。


それでは、今日は、百 物語!
6月11日の、百 物語

『鬼の住むほら穴』



 昔々、山深い谷の中ほどにある

ほら穴に、四匹の鬼が住んで

いました。

 鬼は村へおりてきては、

田畑を荒らし、時には女子どもを

さらっていくのです。


 ある日、この鬼に話を、聞いた

坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)

という武将が、大勢の家来を連れてやって

来ました。

 田村麻呂は鬼退治の名人で、どんなに

強い鬼でも必ずやっつけてしまうのです。

 田村麻呂の一行は村人たちの案内で、

鬼の住むほら穴を目指しました。

 その山道の途中で、村人たちが

言いました。

「この先の谷に、鬼がいるそうです。

 しかし恐ろしいので、村人でそこへ

 行った 者はいません」

「そうか、ではここからは、我々だけで

 行こう」

   田村麻呂は馬をとめると、家来たちに

武器の手入れを命じました。

 家来たちは弓のつるを張り直したり、

鎧や兜で身をかためました。

 それから田村麻呂を先頭に、どんどん

先へ進むと、谷の上に突き出た大きな

岩の上で、鬼がのんびりと日なたぼっこを

していました。

「みんな。見つからぬ様に、身を

 かがめるのだ」

   田村麻呂は馬からおりて身をかがめ

ましたが、目の良い鬼はすぐに気づいて、

慌てて、立ち上がりました。

「やや、おかしな連中が来るぞ。

 さては、わしらを、やっつけようと

 いうのだな」

   一匹の鬼が言うと、親分らしい

鬼が大声を張り上げました。

「人間の分際で、わしらをやっつけ

 ようとは片腹痛いわ」

   すると、田村麻呂も、負けずに

言い返しました、

「田畑を荒らすだけならともかく、

 女子どもをさらうとは許せん!

 必ずしとめてくれるわ!」

   田村麻呂の合図で、家来たちが次々と

矢を射掛けます。

「ふん、こしゃくな」

   鬼は鉄棒を、振り回して飛んで来る矢を

叩き落としますが、流石は田村麻呂の

家来、どの矢も鋭くうなりをあげて

飛んで行き、鉄棒をすり抜けて鬼の体へと

突き刺さりました。

「げっ! 何という手練れだ。

 これはまずい」

  鬼はびっくりして、その場から

逃げ出そうとしました。

「それっ! 逃すなー!」

   田村麻呂は自慢の長い刀を引き抜くと、

すばやく岩の上へ駆け上がって鬼の親分に

斬りつけました。

「ギャオオオオーーーーー!」

   刀で斬り飛ばされた鬼の親分の首が、

空高く跳ねあがりました。 

 しかし、さすがは鬼の親分。

 空高く跳ねあがった鬼の親分の首は

空中でくるりと向きを変えると、恐ろしい

顔で、田村麻呂めがけて飛びついて

きました。

 ですが、田村麻呂が素早く身を

かわしたので、鬼の首は近くの木の根元に

噛みつき、最後の力で木の根を

噛み砕くと、そのまま動かなくなりました。

 そして残った三匹の鬼も家来たちに

よって斬り倒され、ついに四匹の鬼退治が

されたのです。


 その時、ほら穴の奥から人のすすり泣く

声が聞こえてきました。

 家来たちがほら穴に駆け込んでみると、

一人の女の子がフジ(マメ科のつる草の

総称)のつるで体を縛られたまま泣いて

いました。

 わけを聞くと、二日前に鬼にさらわれて

きたそうです。

 しかし、それより前にさらわれた、

女子どもは、すでに鬼に食べられて

しまった後なのか、どこを探しても

いませんでした。


 こうして田村麻呂のおかげで鬼は

いなくなり、村人たちは安心して

暮らせる様になったのです。


(おしまい)


ほんなら、今日のお花!
6月11日の、今日のお花



[花言葉

「 装い、化粧 」

《  紅花 (べにばな) 》]


キク科ベニバナ属の、一年草です。

小アジア・エジプト原産です。

今日では、主にアメリカ産のものを

切花用や染料、紅花油採取用と

されます。

高さは、30〜90センチメートル。

夏になると、紅黄色のアザミに似た

頭花をつけます。

昔は、あの源氏物語に、出てくる

真っ赤な鼻の姫君に、つけられた

あだ名「末摘花」とも呼ばれて

いたそうです、

日本には、古く中国から入り、

東北地方(特に山形県)を中心に栽培

されています。

日本に渡ってきたのは、

6世紀、高句麗の僧侶が伝えたと

言われています。



それでは、今日は、この辺で。


今日の、最後は、「元気を出す」

言葉、さがしてみました。

今日は、お天気、(雨ふってませんが・・・)

「雨降って

 地固まる」

あなたの毎日の足跡には、

きっときれいな水が

たまります。

ほんなら、今日も、

きれいな水をさがして!

こんにちは、さようなら、

いつも、ありがとうございます。

 🐹 🐹 🐹