こんにちは、ten  です。
アメブロ投稿、1825 日目です。
ほんなら、今日は、何の日?

3月31日 は、何の日で、
どんな出来事があった 日 なのか?
記念日の由来や、関連する 雑学、
お花、昔話 などを、あわせて、
紹介していきますね。

それでは、今日のお花!
3月31日の、今日のお花



[花言葉

「夢路の愛情、とまどい、

 困惑」

《 クロタネ草 》]


クロタネソウ属は、

キンポウゲ科の属の一つてす。

学名の「ニゲラ」としても

知られています。

学名は、黒いという意味の

ラテン語 Niger が、

語源となっています。

南ヨーロッパ、中東、

南西アジアに、自生する

一年草です。

花の色は、白、青、黄、

ピンク色、薄紫など、

原種の花弁の一つは、

5〜10枚。

葉は細裂しています。



ほんなら、今日の記念日!


「オーケストラの日」

日本オーケストラ連盟 が、

2007年(平成19年)1月に制定し、

その年から実施。


「み(3)み(3)に一番」

「み(3)み(3)にいい(1)ひ」

 (耳に良い日) の、語呂合わせと、

春休み期間中であり、親子揃って

イベントに参加しやすいことから。



「教育基本法・

 学校教育法公布記念日」

1947年(昭和22年)の、3月31日

「教育基本法」 と、

「学校教育法」 が、公布

されました。


翌日から施行され、学校教育の

6・3・3・4 制 が、

発足しました。



「エッフェル塔落成記念日」

1889年(明治22年)の、3月31日

エッフェル塔の落成式 が、

行われました。


パリの シャン・ド・マルス

の、広場に立つ鉄塔で、高さは約320m。

パリ万博に合わせて建設され、フランス人

技師エッフェルが、設計しました。




それでは、今日は、百物語!

3月31日 の、百物語



『鐘を鳴らした山鳥』

      (山形県の怖い話)


 昔々、ある山小屋に、一人の木こりが

住んでいました。


 ある日の事、木こりが山を登っていると、

山鳥がけたたましい声で騒いでいました。

 木こりが鳴き声のする方を見上げてみると、

岩の上にある山鳥の巣の中に二羽のヒナが

いて、何かに怯えている様子です。

「何事だ?」

   よく見ると巣の下から、大きなヘビが

せまっていたのです。

「こら、しっ、しっ」

   木こりは木の棒で、そのヘビを追い払って

やりました。


 さて、それから何年かたったある日、

木こりが用事で山道を歩いていると、

まだ昼前なのに急に辺りが真夜中の様に

暗くなって、何も見えなくなってしまった

のです。

「これは、どうした事だ?」

   木こりが困っていると、木々の向こうに

家の、明かりが見えました。

「助かった。とにかく、あの家に行って

 みよう」

   木こりはその家にたどり着くと、

家の戸を叩いて言いました。

「もしもし、急に日が暮れて困っています。

 どうか、中に入れてください」

   すると中から、美しい女の人が出て来て

言いました。

「やっと会えたねえ。お前が来るのを、

 ずっと待っていたんだよ」

(待っていた? 変な事を言う女だ)

 木こりは不思議に思いましたが、

とにかく家の中に、入れてもらいました。


 家はとても立派ですが、不思議な事に

人が住んでいる様子がありません。

「お前さん、こんな山中の家に、一人で

 住んでいるのか?」

   木こりが尋ねると、女は後ろ手で

戸をピシャリと閉めながら、

「この家は、お前をおびきよせるワナだ」

と、太い声で言ったのです。

 その声は、先ほどの女の人の声では

ありません。

「おっ、お前さんは・・・」

   木こりがびっくりして言うと、

女の人の肌にうろこが浮かんできて、

見る見るうちにヘビの顔になったのです。

「へ、ヘビ女!」

   木こりは逃げ出そうとしましたが、

そのとたんに、氷の様な冷たい手で

襟首(えりくび)をつかまれて、逃げる

どころか動く事も出来ません。

 ヘビ女は、木こりにら不気味な顔を

近づけると、こう言ったのです。

「私は数年前、お前に食事の邪魔を

 されたヘビだ。あの時のうらみを、

 ここで、はらしてくれよう」

   それを聞いた木こりは、山鳥のヒナを

助けるために追い払ったヘビの事を、

思い出しました。

(くそー! こんな事なら、あの時に

ヘビを殺しておけばよかった)

 木こりは気持ちを落ち着かせると、

ヘビ女にこう言いました。

「待て!

 おれには、山の神さまがついて

 いるんだぞ。もしおれに手を出すと、

 お前は後でひどい目に会うぞ」

   山の神がついているなんて全くの

でたらめですが、それを聞いたヘビ女の

動きがピタリと止まりました。

「山の神?

 なら、試してやろう。

 お前はこの近くに、人のいない山寺が

 あるのを知っているだろう。

 本当に山の神がついていると言うのなら、

 その山の神に頼んで、夜中までに山寺の

 鐘を二つ鳴らしてみろ。

 もし鐘が鳴ったら、お前の命は助けて

 やろう。 だが、鳴らなかったら、

 お前を頭から食ってやるからな」

   ヘビ女はそう言うと、長い舌をペロリと

舌なめずりをしました。


 時間がどんどん過ぎて、とうとう

夜中になりました。

 ヘビ女はニヤリと笑って、木こりに

言いました。

「さあ、約束の夜中になったが、

 鐘は鳴らなかったな。

 山の神がついているなどと、うそを

 言いやがって。

 約束通り、お前を頭から食ってやるぞ」

   ヘビ女が大きな口を開けたその時、

♪ ゴーーン

♪ ゴーーン

と、人がいないはずの山寺の鐘が、

二つ、鳴ったのです。

 それを聞いたヘビ女は、いまいまし

そうに、舌打ちをすると、

「ちっ! 本当に、山の神がついて

 いたのか」

と、そのままどこかへ消えて

しまいました。

「たっ、助かった。・・・しかし、

 誰が鐘を鳴らしたのだろう?」


   やがて夜が明けたので、木こりは

山寺に行ってみました。

「もーし、誰かいますかー?」

   木こりが声をかけましたが、やはり

山寺には誰もいません。

 そこで木こりが鐘つき堂へ

行ってみると、何と釣鐘の下で、

血だらけの山鳥が二羽、並んで死んで

いたのです。

 その山鳥は、木こりがヘビから

助けてやった山鳥でした。

「そうか、お前たちが鐘を」

 山鳥は命の恩人を助ける

為に、自分を勢いよく鐘に

打ち付けて鐘を鳴らしたの

でした。

     (おしまい)


ほんなら、今日は、この辺で。


今日は、久々の長ーいお話で、ぶろぐ

長くなって、すいません。郷土の玩具は、

お休み です。ごめんなさい。


義に厚きは、山鳥なり!


山鳥と木こりは、

「合縁奇縁」

だったんですね。



【キジ科ヤマドリ属 鳥類、

 絶滅危惧種 です】


それでは、今日も、

みんなに、良い日が

いっぱい、やってくるように!

こんにちは、さようなら、

いつも、ありがとうございます。

  🦜 🦆 🐓