こんにちは、tenです,

アメブロ投稿、千二百九十日目です。

それでは、今日は、何の日?


 10月13日は、何の日で、

どんな出来事があった  日

なのか?  記念日の由来や、

関連する雑学、誕生花、昔話、

郷土の玩具などをあわせて、

紹介していきますね。


 ほんなら、今日のお花。

  10月13日 の、誕生花。



[花言葉  「箱入り娘、

                 幸せな思い出」

          《ネリネ (Nerine)


  南アフリカ原産、ヒガンバナ科の植物です。

  ネリネ とは、ギリシャ神話に登場する、

  美しい水の妖精ネーレーイスの名に由来

  します。

  可憐でロマンチックな雰囲気が、妖精を

  思わせます。




 それでは、今日の記念日。


『引っ越しの日』



明治元年10月13日

明治天皇 が、京の御所から移り、

江戸城 (現在の皇居) に入城。


東京城と改めて、皇居としました。

引っ越し専門協同組合連合会

関東ブロック会 が、制定。


『サツマイモの日』



江戸から川越までの距離が、

13里 であることから、

「栗(九里)より(四里)

              うまい十三里」

という 戯れ句を生んでいますが、

10月はさつまいもの旬であることから

10月13日を13里に掛けて、

川越いも 友の会 が、制定。


 ほんなら、きょうは、

         やきいも の 昔話。



『なぞかけの焼き芋屋』


  むかしむかし、ある町に、屋台の焼き芋屋が

現れました。

「えー、八里半の焼き芋〜 焼き立ての、

  八里半の焼き芋だよ〜」

  焼き芋好きな男がこれを聞いて、焼き芋屋に

声をかけました。

「おーい、焼き芋売り。

  八里半の焼き芋とやらを、もらおうじゃ

  ないか」

「へい、ありがとうございます」

「しかし、八里半の焼き芋とは、何のことだ?」

「へい。この焼き芋の味が、クリ(九里→くり)

  に近いという、なぞかけでごぜえますだ」

「なるほど。九里から少し引いて、八里半か。

  うまい事を言うな。よし、一本たのむよ」

「へい。まいどあり」

  男が八里半の焼き芋を割ってみると、確かに

クリの様に黄色くておいしそうです。

  けれども食べてみると、クリほどはおいしく

おりませんでした。

「確かに、うまいはうまいが、クリには

  およばねえな。名前通りだ」


  男が歩いて行くと、別の焼き芋屋がありました。

「えー、九里半の焼き芋はいかがですか〜

  焼き立ての九里半の焼き芋〜」

「おーい、焼き芋屋。

  九里半の焼き芋とやらを、もらおうじゃ

  ないか。ところで、九里半とは何のことだ?」

「へい、クリより、半里もうまいという、

  なぞかけですだ」

「ほほう、それで九里半か」

  男が食べてみると、確かにあまくて、クリより

おいしい焼き芋でした。

「ああ、うまかった。さすが九里半だ。

  名前通りだ」


  男がさらに歩いて行くと、また別の焼き芋屋が

やって来ました。

「えー、十里の焼き芋はいかがですか〜

  焼き立ての十里の焼き芋〜」

「焼き芋屋。十里の焼き芋とは、何の事だ?」

「ああっ説明するよりも、食って見りゃ

  わかるだ」

  今度の焼き芋屋は、えらく態度の悪い

焼き芋屋です。

(まあ、八里半、九里半ときて、どんどん

うまくなっているから、この十里の焼き芋は、

もっとうまい焼き芋にちがいない)

  男はそう思って十里の焼き芋を食べて

みたのですが、いもが悪いのか固くて

ゴリゴリしています。

  とてもまずくて、食べられたものでは

ありません。

「なんだい、このまずい焼き芋は!

  ゴリゴリして、食えたもんじゃないぞ!」

  男が文句を言うと、焼き芋屋はすました顔で

言いました。

「だから、十里と言っただろう。

  五里(ゴリ)と五里(ゴリ)で十里。焼き芋が

  ゴリゴリしていてあたり前だ」

「なるほど、確かに名前通りだ」


                     (おしまい)


この男の人は、よほどの

焼き芋好き なんですね。



 それでは、またまた記念日。


『初の麻酔外科手術が

                         行われる』



江戸時代の、1804年10月13日

外科医・華岡青洲 (はなおかせいしゅう)

が、世界初 となる、


 全身麻酔を用いた外科手術


を、成功  させました。


  新暦 /  1804年11月14日


施術は乳がん除去のために行われたもので、

手術の際には長年の研究を経て華岡青洲

自ら考案した内服全身麻酔剤


「通仙散 (つうせんさん)


を、使用しています。


通仙散は失明の副作用 が、

しばしば みられるものでしたが、

" 近代麻酔の起源

とされる、モートン博士

「エーテル麻酔法」

が、行われる約41年もの前の事例 だった

ことは世界的にも注目を集めています。


✔︎ 麻酔の日


華岡青洲が世界初の全身麻酔手術を成功

させたことにちなんで、日本麻酔科学会が

旧暦の日付のまま、10月13日 に、


     『麻酔の日』


として記念日に制定しています。



 それでは、今日の郷土玩具。


今日の郷土玩具は、

世界初の麻酔手術に成功した、

       華岡青洲 先生の、故郷、

和歌山県の、病気平癒を

     願った、郷土の玩具を

              探してみました。


「変わらざる 瓦猿、寝牛」



 瓦猿は和歌山市有本にある若宮八幡神社摂社の、

日吉山王神社の信仰と関わるものです。

猿は比叡山の鎮守、日吉山王権現の使いです。

安産祈願。また両手に邪気を祓い不老長寿を

与える吉祥文様のを抱いています。



かつては、子どもを抱いた猿や、何も手にしない

猿も作られていたそうです。


寝牛は、もともとは和歌山市秋月の日前宮摂社

深草神社で授与していたもので、現在は同市

津秦の津秦天満宮に信仰の場が移っています。

牛が草を食むことから、瘡 (くさ。かさ、とも。

腫れ物など皮膚の病気の総称)を食べさせて

病気平癒を願う、祈りの道具でした。



瓦猿 さん、寝牛 さん、

     ありがとうございます。


 ほんなら、今日は、この辺で。


毎日毎日、郷土玩具を探して

いますが、玩具 (おもちゃ)は、

人の願いや、祈りを、形どった、

大切な もの だったんですね。


 それでは、今日も、

こんにちは、さようなら、

いつも、ありがとうございます。

( ´ ▽ ` )