あの 恐ろしい言葉を聞いてから
もう少しで10年になろうとしている。
「メルトダウン」
被爆ピアノコンサートを聴きに行った日。
今日みたいな 暖かな日。
打ち上げに参加できず、ひとりで帰宅中
携帯の液晶に浮かび上がった文字。
とても怖かった。
チェルノブイリを思い浮かべた。
自分はもうええ年してるけど
娘はまだ大学生。
この子の人生はどうなってしまうのだろう。
何をしてあげられるだろう。
日本は
被災地を完全復興に導けないまま
オリンピックを誘致した。
そして
そのオリンピックの年に
再び 恐ろしい言葉を聞くことになる。
「パンデミック」
日本という国は
パンデミックにありながら
それでも まだ どうにかこうにか過ごせている。
それは
「ロックダウン」
という 言葉の効果もあったように思う。
最初の緊急事態宣言は
不安と恐怖と 一致団結(まではいかなかったか)で
なんとか凌げた。
でも、次の言葉が
「 GO TO キャンペーン 」
なんじゃぁ こりゃぁ? の
気が緩む言葉。
ワクワクする言葉。
キャンペーン って なんなのさぁ!?
パンデミックに。
今日はとても暖かくて
でも、私は家で仕事をしていたんだけど
ちょこっと歩いて買い物に行った時に
梅の花でも見ましょうかぁ~ と
神社へ。
神社の横の公園に人がいっぱいだった。
えー?
ここ、こんなに人が来る公園だったっけー?
えー?
こんなに子どもって居たんだねー。
今まで どこに居ったーん?
と ビックリしました。
子どもたちは 元気で可愛くて。
見ていても はしゃぐ声を聞いていても
こっちまで 楽しくなる。
昔は 公園ってこんなだったよー。
今だけ昭和、ここだけ昭和。
幸せ。
そんな 感じでした。
梅は満開でした。
手水のところに スイセンが生けてありました。
西日が微妙にあたって 美しかった。
私は 朝からいっぱい洗濯物をして
カーテンやら 何やらかんやら
ファブリーズをして
シーツもおNEWにして 気分転換。
そんなことが、とても気分転換。
堂々とやっていいことって
仕事しかないからね。
ここも あと一ヵ月で 桜が咲きます。
2020年の3月はこんな感じでした。
11ヶ月前
あれもこれも ライブも中止して
不安になりながら 見上げた桜。
今年も まだ 不安いっぱいだ・・・ね。